アトランタオリンピックの野球チームの年1度の同窓会、「アトランタ会」が熱海で開催され、久しぶりに出席してきました。
野球はアトランタまでは全員がアマチュア選手で参加しました。その後何人もプロ野球入りし、ソフトバンクの松中信彦選手、ロッテの井口資仁選手、今岡誠選手、巨人の谷佳知選手、メジャーリーガーの福留孝介選手、それから社会人野球でもホンダの西郷泰之選手などは現在も一線で活躍しています。
アトランタは私にとってもチームドクターとして参加した初めてのオリンピックでした。チームドクターとして、現場で何をしたらよいのか、どのように選手たちに接したらよいのか、最初はよくわからず、たくさんのことを勉強させてもらいました。温かく見守って私を育ててくれた、監督、コーチ、選手のみんなにはとても感謝しています。ですから、アトランタオリンピックは私にとっては特別な想いがあるのです。
みんな元気でいました。あの頃のことを思い出しながら、楽しく語り合いました。プロに行かなかった連中も、現在はアマチュア野球の指導者として頑張っています。みんなの話を聞いていて共通していたのは、「野球を教えながら野球技術だけではなく人間を育てたい」、「1番を目指して頑張るからこそ得られるものがある」、「オリンピックに出場した経験も生かして、野球で社会貢献がしたい」といった話でした。
ジャイアンツなどで活躍したピッチャー三沢興一とも久しぶりに話しました。日本を離れ2年ほどドミニカやベネズエラなどでプレーし、昨年引退、現在はジャイアンツのスコアラーとして頑張っているとのこと。これからも裏方として活躍してほしいです。
いろんな立場でまだまだ頑張っているアトランタの仲間たちから、またまた力をもらいました。
いつも、会を企画してくれるアトランタオリンピック野球チームの名マネージャー、津賀正晶さんに感謝です。