今日は国立代々木第一体育館に第65回全日本体操競技選手権大会2日目を見に行ってきました。
特に医学的に何か仕事をしてわけではなく、ただ客席から競技を見て体操関係者やコーチたちにあいさつしただけ。
でも、この「顔を出す」ってのがスポーツ現場でうまくやっていくためにはとても大事です。
今回の大会は10月に東京で行われる予定の世界選手権や8月のユニバーシアードの選考の一部にもなっていますから、おそらくそれらの大会にもかかわるであろう私にとっては、「どんな新人が出てきたかな」とか「知っている連中の調子はどうかな」ってことも見ます。
試合が終わった後には観客席から会場に降りて、コーチやトレーナーや体操協会の人たちとたわいもないことを話して帰ってきました。
スポーツ医学や科学が現場で役立つかどうかは、ひとえに我々とスポーツ現場の選手・コーチとの信頼関係とコミュニケーションにかかっています。
ですから、こういった大会だけでなく、日ごろの練習なんかもなるべく「顔を出す」ようにしています。
東日本大震災のチャリティーも兼ねたこの大会は、内村航平選手が大会4連覇、鶴見虹子選手が史上初の大会6連覇を果たしました。すごいなあ。
会場は節電のために照明をいつもの8割にしているとのことで少し暗い中での競技会でした。
早く原発問題も解決して、10月の世界選手権では明るい照明のもと華やかな日本人選手の活躍を見てみたいと感じたのでした。