昨日の日本選手団、サッカー男子は見事にイギリスを破り金メダルを獲得しました。さらにサッカー男子チームはフェアプレイ賞も受賞し、「正々堂々と戦う」というわれわれチームジャパンの心意気をあらわしてくれました。
昨日までに全日程を終えた日本代表選手団は金メダル23個、総メダル87個で中国、ロシア、韓国に次いで4番目の成績でした。成績だけでなく、国際親善に貢献し、「元気な日本」を発信を世界に向けて発信してくれました。
昨日、男子バスケットボールの最後の試合、チェコ戦でした。
先日は陸川監督の言葉をこのブログで書きましたが、最後の試合でも選手に向けたたくさんの言葉がありました。
スポーツの指導者の方たちと話をしていて感じるのは、スポーツを教えるだけでなく「人間を育て上げる」すなわち陶冶の意識で選手たちに接していることです。
人間として素晴らしくならなければ一流のスポーツ人になれないということでしょう。私が知っている一流選手たちも、一社会人として大変しっかりしています。
選手たちから「カリアゲ君」とも呼ばれている陸川監督、そういわれれば確かに漫画のカリアゲくんに似ています。
最終戦を前に陸川監督はいつものようにホワイトボードを使って作戦の指示を出します。そして、ホワイトボードを裏返すと・・・
「俺たちは世界一を目指そう、とがんばってきた。
世界一アツいチーム
世界一元気なチーム
世界一楽しいチーム
今日もそれをみせようじゃないか。」
そしてみんなで手をつないで輪になってゲーム前の雄叫びです。
「やってやれないことはない!
やらずにできるわけがない!
俺たちはできる!
俺たちはできる!
ワン、ツー、スリー、ニッポン!」
私も、輪の中に加わりました。試合中も大きな声で応援しました。選手たちもこのチームで戦う最後の試合、全力を出し切りました。
しかし、最終戦を飾ることはできませんでした。
陸川監督はみんなに言いました。
「力いっぱいやった結果だ。受け入れよう」
そして、ロッカールームで最後のミーティング。
陸川監督が最後に選手たちに語った「贈る言葉」です。
「才能は神から来る、謙虚であれ
名声は人間から来る、感謝せよ
うぬぼれは自分から来る、用心せよ」
この言葉を胸に、選手たちは世界一を目指してまだまだ頑張ることでしょう。
私もその場に居させてもらえる幸せを強く感じたのでした。