今朝は4時半に起床、イスタンブールは連日さわやかな天気です。
でも、日本ではまだまだ熱中症の事故が起きている模様。
昨日もフジテレビから電話があり、「倒れた二人とも、具合が悪くなって休んで、そのあと再び運動に参加して倒れてる。運動復帰の目安は?」との質問でした。
そんなときに一番客観的に判断できるのは、脈拍と体温です。熱中症の時脱水状態が続いていれば脈拍は早いままです。安静にしても脈拍が元に戻らなかったらまだ「脱水状態」ですから運動復帰は慎重に。たぶんコメントが放送されているだろうと思います。
イスタンブールのきれいな朝焼けをカメラに収めました。
きれいな朝焼けを見ながら、女子監督の栄和人さん、コーチの木名瀬さんと話しました。
昨日から始まった男子グレコローマン、厳しい結果のスタートとなりました。
「女子は勝って当たり前とみんな思っているかもしれないけれど、何が起こるかわからないからな。絶対気を緩めずにいかなきゃな」と栄監督。
栄監督と初めて会ったのは6年前、トルコ・イズミルでのユニバーシアード。初めてレスリングシューズを履いてマットの上で取っ組み合いをさせていただきました。
その時から私の目標は「打倒、栄和人!」まずは、バックをとって1ポイントです。
相手は世界選手権のメダリストですから、勝てるわけがないのですが、最近「打倒栄和人作戦」が見えてきました。
体も気持ちも若い栄監督ですが、やはり6年前よりは動きが悪くなったような・・・
そうです。お互いの老化現象をうまく利用して勝つ。すなわち、今はかなわなくても、若くて元気でいれば10年後20年後には勝つことができるのではないか。
長い目標を立てて、いつまでも元気でいる。これがこの作戦成功のコツです。
「だったら、二人とも長生きしなくちゃな」と栄監督。
そうですね。お互い元気で長生きしましょうね。
ということで、打倒栄和人に向けてさっそく選手たちとジムでトレーニングです。
よし、腰の調子もいいぞ。目標も決まったからコツコツやらなきゃね。
一緒にいるのは、今回代表選手たちのスパーリング相手として支援に来ている長沼選手と坂上選手。
たくさんの人たちが選手を支えています。
それではこれから試合会場に向かいます。