世界体操の舞台裏

昨日は男子団体の決勝、残念ながら金メダルを取ることはできませんでした。

選手もスタッフも団体での金メダルを第一の目標に頑張ってきただけにとても悔しいけれど、みんなよくやった。

個人総合、種目別ではみんな最高の演技をしてくれると思います。

試合の日、各国の選手たちは約2時間前に会場入りし、本会以上横のウォームアップ会場に入ります。

整列して挨拶してからウォームアップ開始です。

「整列して挨拶」というのはいわば日本式ですが体操ではほかの国々もこのように整列してあいさつします。

体操以外ではあまり見ない光景だから、これは「日本の体操が世界の体操をリードしてきた証」ということなのかもしれません。

ウォームアップ会場では大会を支える人たちが今日も大活躍。

この方は、ウォームアップ会場を取り仕切っている荒幡裕美さん。

英語もドイツ語もなんでもしゃべっちゃうから外国の選手たちからの信頼も厚い。

昨日は練習が始まる前にドイツ選手の背中のゼッケンをつける手伝い。

通常はウォームアップが終わってからゼッケンをつけるのだけれど、選手によっては試合前から気合を入れて緊張感を保つために練習前からゼッケンをつける選手もいるのです。やっぱり「気持ちが大事」だからねえ、選手それぞれ。

この写真を見せたら「もっとちゃんとしたのをとってよ」と荒幡さん。

ということで、リクエストにお応えしてもう一枚。ノースリーブが色っぽいねえ。

ウォームアップ会場にはJISS看護師の佐藤さんの姿も。

裏方だけれどみんな大事な役割です。最後までよろしくお願いしますね。

さて、残念な銀メダルだったけれど重い価値ある銀メダルです。私もかけてもらって一枚。

そして、やはりメダルを胸にかけてもらった野々村笙吾選手。

彼は今回は補欠として、万が一の事態に備えてチームに帯同しています。

まだ高校生の野々村選手、間近に世界選手権を経験して、たくさんの勉強をしたことでしょう。

これからの日本の体操を背負って立つ選手、今度は表彰台の上で金メダルをかけてもらえるように、これからもがんばってね。