今日はNTC(ナショナルトレーニングセンター)に女子バスケの公開練習を覗きにいったら、シドニーオリンピック銀メダリストの松本直美さんとバッタリ。
松本さんは、私がチームドクターとして帯同した、シドニーのソフトボールチームのキャプテン。
オリンピック以来だから、なんと12年ぶりの再会でした。
シドニーオリンピックの3か月前にチームに帯同することが決まり、チームに早く溶け込もう、女子たちに嫌われないようにしよう、と私も一生懸命だったから、いろいろな事が鮮明に蘇ります。
宇津木妙子監督にもよく怒られたけれど、松本キャプテンにも「先生、しっかりしなさいよー」ってよく怒られた、ていうか、可愛がっていただいた。
試合前に、一緒にアップしているときも、「ほら、もっとちゃんと走って」「声が小さいよー」なんて叱咤激励されてた。
がんばりすぎて、肉離れ起こして、「ドクターなのに何やってるのよ」ってまたおこられた。
短期間でチームになじめたのは、本当に松本キャプテンのおかげ。
チームドクターとしていろいろなことを勉強させていただいたなあ。
残念ながら、サヨナラ負けで銀メダルだったけれど、チームの一員として本当に楽しい気持ちをみんなと一緒に感じることができたシドニーオリンピックでした。
松本さんは現在は山形に住んで、講演活動やソフトボール指導などみんなが夢をかなえるためのお手伝いをしてくれています。
今日も、NTCで未来のオリンピック選手たちに話をして、選手たちと一緒にバスケの練習を見学に来たとのこと。
松本さんのホームページをみたら、シドニーオリンピックの開会式の写真に私も写ってた。
ぜひ今度ゆっくり、思い出話だけじゃあなく、これからの日本やスポーツの将来の話、したいですね。