栄村の「秋山郷森宮野原線」、早期に整備が必要な「命の道」の現状をこの目で見てきました

昨日、31日は柳町の交番前での街頭演説からスタート。

朝から暑かったけれど、今後の国政の課題や自分の想いをしゃべりました。

手を振ったり、クラクションを鳴らしてくださった方たち、ありがとうございます!

そのあと飯山、中野などをまわりました。

30日は栄村から野澤温泉へ。

栄村でAさんのところに寄ったら、「小松先生、今日は時間あるかい?」

以前要望を受けた「県道秋山郷森宮野原線」の現状をぜひ見てほしい、と。

「もちろんです」と秋山郷に向かい途中で建設がストップしてしまっている名ばかりの県道をこの目で見てきました。

秋山郷は栄村の中にある秘境ですが、もちろんたくさんの方たちが暮らしています。

特に冬季になると、村役場から車で一時間以上、いったん新潟県に入ってから、険しい山道の国道405号を通って入らなければいけません。

平成18年の豪雪の際には雪崩の危険のため、この冬季唯一の国道が通行止めになり、秋山郷の10集落500人が9日間孤立してしまいました。

「秋山郷森宮野原線」は2か所にトンネルを掘り、新潟県を通らずに栄村内を通って秋山郷へつながる道路。

しかも建設は途中まで進み、トンネルは一つは開通し約半分はできているのです。

ところが、田中康夫県政で道路は途中でストップしてしまいました。

これが開通すれば、豪雪時のう回路にもなるため、秋山郷の方たちにとっても、新潟の方たちにとっても大切な「命の道」です。

険しい林道を通って秋山郷へ向かいました。途中にはこんな土砂崩れの箇所もあり、石を動かして車を進めました。

実際に現場に足を運び、この目で見ることによって現状が本当によくわかりました。

栄村役場にもどり、副村長から詳しい説明も受けました。

 

この道は、決して無駄な公共工事ではありません。

雪深い栄村の「命の道」です。

3年前に地震で大きな被害をうけた栄村です。復旧・復興も進みつつありますが、トンネルが開通し、この県道が冬でも通行できるようにならなければ、栄村の震災復興は終わらない、と強く感じました。

本当に、地域の現場を実際に見なければだめですね。要望書を読んだだけではわからないことがよく理解できました。

Aさん、突然お邪魔したのに、お時間をいただき、ゆっくり現状を見させていただき、本当にありがとうございました。

明日、2日には臨時国会が召集されます。

驕ることなく、まじめに謙虚に丁寧に。

新たな気持ちでスタートしたいと思います。