豪雪被害と「たいへんな時に現場に足を運ぶべきか」

先週末の記録的な豪雪、長野県内でもたくさんの被害が出ました。

改めて被害に会われた皆様方にお見舞い申し上げます。

昨日もJAや市町村会、県などから被害の状況や今後の対応などの要望をお聞きしました。

特に、農業被害に関しては雪のため倒壊したハウスなどに近づくことができないために、まだその被害状況はすべて明らかにはなっていないようですが、相当に深刻な被害状況です。

比較的被害が少なかった北信でも、ハウスの倒壊などたくさんな被害が出ています。

「スピード感が必要」とのご意見もいただきました。

早急に対応策を講じないと農業をやめてしまう方も出てしまうかもしれません。

ハウスに使う鋼材不足も懸念されます。

しっかり被害状況を把握して、国として出来る限りの対応をしてゆきます。

昨晩も、新人議員同士でこの豪雪災害について「被害現場に足を運ぶべきか」について議論を交わしました。

「現場に足を運ぶこと、現場の声を聞くこと」、これは我々国会議員にとってとても大事なことです。

見てみなければその大変な状況がわからない、ということもあります。

しかし、現場が混乱しているときに国会議員が足を運ぶことによって、かえって気を遣わせたり迷惑をかけてしまうこともあります。

災害時に足を運ぶことが本当に被災者の方たちののためになるのか、よく考えて、決して自分のためのパフォーマンスになってはいけないのです。

このいい例が、3年前の福島原発事故の時の菅総理の対応でしょう。

視察し、よけいな指示を出したためにかえって現場が混乱し、対応の遅れにつながったと聞きます。

昨日も「出来るだけ早期に現場に入るべき」と「逆に迷惑をかけるから直後には入るべきではない」と意見が分かれました。

災害や被害の状況にもよるのでしょうが、現場としっかり連携をとりながら、それぞれの役割を意識しながら、国として、国会議員としてのの対応をしていかなければなりません。

場合によっては現場にも足を運び、早期の復旧、農業者の経営への影響が少しでも少なくなるような対応、予算措置、そして今回の被害状況をしっかりと分析して、今後同様な災害に迅速に対応できるような政策を作っていきたいと思います。