今日は長野市農業委員の当選報告会に顔を出した後、長野県医師会が主催する「在宅医療シンポジウム in 信州」に出てきました。
関隆教長野県医師会長、眞鍋馨長野県健康福祉部長に続きわたしも挨拶。
今国会での最重要なテーマは社会保障政策だと私は思っています。昨日から衆議院厚生労働委員会でも議論が始まりました。
4月から消費税3%のご負担をお願いするのも、これからますます加速する高齢化社会にむけて、社会保障制度を持続的な充実したものにするためです。
地域包括ケアシステムなどを中心とした、地域で健康を支える医療・介護の仕組み作りが始まります。そこには、「在宅医療」が欠かせません。
そもそも長野県は男女とも長寿日本一、それなのに医療費は安い、そして在宅での看取り率も高いのです。
地域のつながり、みんなで健康を学ぶ姿勢、まじめな県民性、それらが健康長寿長野を支えてきました。
長野県の取り組みもしっかり全国に発信しながら、新しい医療・介護の仕組みを作っていきます。
シンポジウムでは、まず武田徹さんの「老いを愉しむ処方箋」、中沢まゆみさんの「おひとりさまでも最後まで在宅」と題した講演がありました。
素敵な講演でした。
武田さんは「老いを愉しむことは老いを受け入れること」と。
その通りですね。この「受け入れる」という事が何事も大事。
老いを受け入れ、病気になってもそれを受け入れ、うつむかずに前を向いて生きる。
そう考えていたら、ソチオリンピック、昨日素晴らしい演技で締めくくったフィギュアスケートの浅田真央ちゃんが頭に浮かびました。
まさしく彼女は「受け入れた」からこそ、フリーで素晴らしい演技ができたのです。
ショートプログラムでの演技は、我々も信じられない結果でした。
しかし彼女はその結果を受け入れた。
そして、フリーで自分の満足のゆく演技をするだけを考えた。
その結果が、日本中が感動したあのフリーでのスケーティングだったのです。
メダルを取ることができなかった事なんてどうってことないよ。真央ちゃん、ありがとう。
ということで、今日のシンポジウムもこれからの医療・介護を考えるうえで、すばらしいシンポジウムでした。
コーディネーターの岡田啓治先生、パネリストの小松裕和先生、中村妙子さん、そして総合司会の杉山敦先生、ありがとうございました。