サッカーワールドカップ、ブラジル大敗に思う

今朝の準決勝、開催国であるブラジルがドイツに7対1で大敗しました。

そして、ブラジルでは7台の走っているバスが止められて放火されたり、バス会社の車庫内の20台のバス放火や商品の略奪などの騒動が起きているというニュース。

残念なニュースです。

いままで、オリンピックやワールドベースボールクラッシック、など大きな大会のチームドクターとして選手たちの身近にいました。

たくさんの人たちの思いを胸に、いつも選手たちは必死に戦っています。手なんか抜いている姿は見たことがありません。

そんな選手でも「スポーツは結果がすべての厳しい世界」であることもよくわかっています。勝負だから勝つときも負ける時もある。負けたらどんなことを言われても仕方がない、言い訳もできない。そのこともよくわかっていて、それでも逃げずに頑張っている選手ばかりです。

それにしても日本は素晴らしい国だな。

今回のワールドカップでも、一勝もできずに帰国した選手たちに、罵声を浴びせたり、物を投げつけたりすることもなかった。

「残念だけれど、みんなよく頑張ったよ」とだれもが思った。

世界中がみんな今の日本のような気持ちならば、集団的自衛権の議論なんて不要ですね。