初心を忘れない

この連休中も、北信を駆け回りました。

今朝は、柳町の交番の前で街頭国政報告をして、昼からの本会議のために上京する新幹線の中です。

「政治と金」の問題で、なかなか国会での審議が進みません。

先週も厚生労働委員会での審議は行われませんでした。

二人の女性閣僚が辞任した翌日の代議士会で谷垣幹事長は我々を前に言いました。

「わが自民党は政権を返してもらってから2年間、徐々におごりが出ているのではないか。改めて襟を正して、初心に帰って、国民のために一生懸命に働こうではありませんか」

本当にその通り、と感じながら「自分にとっての初心」とは何なのか、頭を巡らせました。

私にとって政治家としての初心、それは二つあります。

一つは9年前、医療の現場にいながら政治を志したいと本気で考え始めたときです。

新研修医制度が始まり、「医療崩壊」という言葉が話題になり、「医学の進歩も大事だけれども、それを生かす仕組みが大事」と感じ、政治を志す決心をしました。政治塾に通い、選挙を手伝い、いつかチャンスが巡ってきたら挑戦したいと思いながら頑張りました。

もう一つはちょうど2年前、公募で長野1区の自民党の候補に選んでいただき、本当にチャンスが巡ってきたとき、です。

その後、1か月もたたずに衆議院が解散、選挙へと続きました。

志をもって、覚悟を決めて選んだ道でありましたが、いざ選挙となると、その責任の重さを感じ、2週間眠れなくなりました。

それから2年、8万人近くの人たちに「小松ゆたか」という名前を書いていただいた責任を感じながら、おごることなく真面目に、地域を走り回りながら頑張ってきたつもりではあります。

しかしあらためて、谷垣幹事長の言葉を聞きながら、あの時の気持ちを絶対に忘れちゃいけないな、「初心忘れまい」と心に誓ったのでした。