女性の健康の理解促進をめざして

 12日、自民党本部で「平成28年度 全国女性局長・代表者会議」が行われました。第2部のパネルディスカッションで、私は女性の健康対策を担当する副局長として、コーディネーターを務めました。

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 「女性の健康の理解促進を目指して ~トップアスリートの経験から~」と題して、夏冬計7度オリンピックに出場した、2020東京オリパラ実行本部長の橋本聖子先生、アテネオリンピックハンマー投げ日本代表の室伏由佳さん、プロボクシング世界女性3階級王者の藤岡奈穂子選手の3名がパネリストとして登壇しました。

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 パネリストのみなさんからは、ご自身の競技生活の中で経験された、女性ならではのさまざまな苦労や悩みが取り上げられました。女性アスリートは、その活躍の裏で様々な課題があります。女性特有の医学的な課題に対する支援、妊娠や出産などによるキャリアの中断、アスリートを終えた後の支援、トップアスリートをめざすジュニア世代アスリートの環境など、それらの支援体制は、まだまだ十分とは言えないのが実情です。

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 またアスリートに限らず、成長期の運動は生涯にわたって健康に重要な影響があります。たとえば中学生の時に、運動不足だったり、過度なダイエットをしたりした女性は、年を取ってから骨粗しょう症になるリスクが高まると言われています。女性についての正しい知識を、教育現場や指導者に普及啓発していかなければなりません。

 自民党女性局では、「女性の生涯にわたる健康」という包括的な支援に重点を置いています。また「研究・啓発・教育」の観点から、このようなオリンピアンを中心とした有識者を交えたパネルディスカッションを開催するなどして、理解促進に努めています。

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 当日、会場には全国各地の女性局から300名を超える方が参加されました。この全国大会で学んださまざまなことを、各地域での活動に活かして、地元へ波及させていくことが大切です。女性の健康に対する理解が促進し、環境整備がさらに進むよう、女性局副局長として、これからも全国へ発信していきます。

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