「熱中症」カテゴリーアーカイブ

スポーツ活動と熱中症

2011年7月28日 「ITmediaエグゼグティブ」

節電対策によって例年以上に暑さを感じる今夏。恐れていたように、熱中症で病院に搬送される人が続出しています。熱中症を防ぐためにも正しい知識を身に付ける必要があります。油断は大敵です。…続きはこちら⇒★ITmediaエグゼクティブ小松裕の「スポーツドクター奮闘記」 更新!

ハワイで行われた女子ソフトボールの国際大会にて

注目される「塩味」商品、熱中症対策

2011年7月27日 TBS「Nスタ

蒸し暑い日が続く夏、最近、各食品メーカーが売り出す「塩味」の新商品が注目されています。塩味のアメに、塩味のチョコレートが人気!

熱中症対策の1つとしても、水分と塩分の補給は大切で、塩あめなどで塩分をとることはいいと、小松先生がコメントしました。

 

見逃した方はこちらをチェック!⇒http://news.tbs.co.jp/20110727/newseye/tbs_newseye4786689.html

 

湿度の高い状況にも注意!

2011年7月14日フジテレビ「とくダネ!

関東甲信地方は9日、平年より12日早く梅雨明け。埼玉県熊谷市では6月24日、6月の最高気温を更新。熱中症患者も速いペースで増加。

そんな日本の夏に「ゲリラ豪雨」という更なる危険が迫っている。気温が高い今年は、注意が必要。

小松先生は、「気温が低くても湿度が高い状況であれば、熱中症が起こる危険が高くなる」と解説しました。

 

気温が低い日も、水分補給を忘れずに!今年の夏は様々な暑さ対策グッズや暑さを和らげるシャツや下着なども出て来ていますので活用するのもいいでしょう。

関連記事⇒この夏の熱中症対策

熱中症について子供や高齢者の注意点

2011年7月13日日本テレビ「ZIP!

熱中症について子供や高齢者の注意点について、小松先生が電話でコメントしました。

規則正しい生活とこまめな水分補給が大事。特に、子供はしっかり食べて、しっかり寝ること、朝飯を食べないだけで熱中症になる危険が高まります。

高齢者の方は、外出する前、睡眠前にも水分補給を忘れずにしてください。健康な人は水をとりすぎて悪いことは基本的にはないので、積極的に水分をとって熱中症を予防しましょう。

関連記事⇒『小学生諸君、節電の夏、熱中症に備えよう』、『高齢者の熱中症対策について教えてください!

真夏のスポーツに要注意!

2011年7月号

日本生命の情報誌「NISSAYなるほど!ザ・インフォ」

今年も猛暑が予測される中、どんな事に気をつけてスポーツを楽しめばいいのか、小松先生がコメントしています。

その中で、スポーツ活動中の熱中症予防8カ条の紹介や、一見心配なさそうなゴルフやスイミングでも熱中症にかかる可能性があると警告。暑い時の無理な運動は事故のもと、注意が必要です。

関連記事⇒●熱中症予防、集団でのスポーツ活動中はいつでも水分補給ができる環境・雰囲気を!


熱中症の症状について教えて下さい!

こんにちは、セクレタリーKです。真夏日がやってくると、あまりの暑さにぐったり。そして、「熱中症」になったらどうしよう……と、不安がよぎります。

猫も暑さにぐったりです。

「熱中症の発生が一番多いのは、通常梅雨明けの急に暑くなった7月、でも今年は6月の急に暑くなった日にもたくさん発生しています」と小松先生もおっしゃっているように、人間は「暑さに慣れる」ので、8月になればだんだん熱中症の発生は減少してきます。ですから、今のこの時期から予防を心がけるのが重要です。

ですが、そもそもどんな症状が出ると熱中症なのでしょうか? 救急車で運ばれる前に、「自分で危ない」と判断して対応できれば、大事に至らないはず!

そこで、小松先生に「熱中症になった時の症状」についてお伺いしました。

Q.暑い環境にさらされているとどんな症状が出ますか?

A.まずは立ちくらみやめまいを感じます。脱水による血圧低下が起こるためです。これらの症状が起きて来た時は、熱中症の初期のサイン。すぐに、涼しいところに移動し、横になって、水分補給、体を冷やすなど、慌てずに処置すれば問題ないです。

Q.それを放っておくとどうなりますか?

A.頭が痛くなり、気分も悪くなっていきます。吐き気をもよおし、嘔吐。倦怠感や虚脱感も強くなってきます。体がぐったりする、力が入らないなどの症状がでてきます。これは「熱疲労」「熱疲弊」と言われている状態。自分で水分を飲めない状態であれば病院で点滴を受ける必要があります。また、長時間にわたるスポーツなどで、水分だけ補給して塩分を取らないと筋肉がぴくぴくしたり痛くなったりすることがあります。これを「熱痙攣」と呼びますが、このような場合は水分だけでなく塩分も補給する必要があります。

Q.さらに病状が進行するとどうなりますか?

A.人間の体温運調節機能が破たんし、異常な高体温になります。これが熱中症の中でも最も重篤な「熱射病」です。ここまで進行すると、呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけを起こす、真直ぐ歩けない、意味不明なことを言う、などの意識障害が起き、触ると体温が明らかに熱いという感触があります。こうなってしまったら死の危険が差し迫った緊急事態、ただちに救急車で病院に搬送して集中治療が必要になります。特に、「意識がおかしい」などの症状の疑いがある場合は、絶対に見逃さないようにすることが重要です。

★大切なのは初期の症状がでた時点で、すぐに涼しい場所へ移り体を冷やすこと、水分を補給することが大事です。そして誰かがそばに付き添って見守り、改善しない場合や悪化する場合、吐いてしまって水分補給ができない場合には病院へ搬送してください。熱中症を侮ってはいけません。健康な人でも命を落とすことがある病気だということを忘れないでください。

「なんだかおかしいな」と感じたら、涼しい場所に移動しすぐに水分補給を行ってください。決して無理や我慢はしないでください。

そして、最も大事なことは、そのような状態にならないように、熱中症予防することです。時間を決めてこまめな水分・塩分補給、暑いときは無理をしない、十分な睡眠をとって食事もきちんととる、などに注意すれば熱中症は予防できるのです。

みなさんも暑さで体調がおかしいと感じた時は決して無理をせずに。しっかりと熱中症を予防して夏を乗り切りましょう!

★熱中症に関する情報は、環境省のだしている「熱中症環境保健マニュアル」が一番詳しく、データも最新で、わかりやすいでので参考にしてください。