「コーヒーブレイク」カテゴリーアーカイブ

いつもの床屋でカリアゲに

今日はのんびり酔っぱらいながら書いています

先日書いたベイスターズの高崎健太郎、今日もいいピッチングしていたのに勝てなかった。

でも大丈夫、みんな頑張ってるのを見てる。今の調子で投げていればそのうちどんどん勝つよ。

今日の午後はいつもの床屋さんに行ってきました。

もう20年以上になります。その間、僕のカリアゲスタイルはずーっと変わりません。

3-4週間ごと通っているから、床屋のおやじは僕の頭の形を知り尽くしています、たぶん。

だから、何も言わずにあっという間にいつものように仕上がります。ついでに、いつも耳の中もそってくれます。

特殊な耳の中をそる剃刀で、チョーキモチイイ。この技術をもっている床屋さんはそうはいないんだとか。

かつて、25年ほど前に、一度だけ「美容室」に行ったことがあります。でも、なんだかんだ言いながら時間もかかって、顔もそってくれなくて、後ろ向きで優しくなでるようにシャンプーされて、こりゃあ俺は美容院はだめだなあ、って思いました。

やっぱり、スパッとバリカン使って刈り上げて、あーだこーだ言わず、シャンプーも爪を立ててごしごし洗ってくれる「職人」でなけりゃ。

ということで、今日もすっきりして、青々とした刈り上げた頭の写真を家人にとってもらおうと思ったのだけれど、「キモいからお願いだからやめて」と言われたので、床屋さんの看板の写真を載せます。

ぐるぐる回る床屋の看板も今や発光ダイオード、この青と赤は血管の静脈と動脈をあらわすものだってこと知ってますか?

床屋さんは昔は外科医だったそうな。確かに俺が大好きなこの床屋の親父も外科医になったらきっといい手術するだろうなあ、といつも感じるのです。

3か月つきあった可愛い「コルセットちゃん」とおさらばじゃ!

今日の午後は病院に行ってきました。

腰の手術をして退院してからちょうど3か月。CT検査を行って、そのあと整形外科の診察でした。

撮影したばかりのCTの画像を見ながら受け持ちの先生が言いました。

「しっかりと骨がついてきていますねえ。順調です。予定通りで、もうコルセットはしなくていいでしょう」

やったぜベイビー、ついに3か月間お風呂と寝るとき以外ずーっとつけていた硬いコルセットとおさらばです。

とくに最近は暑くなったので、コルセットが蒸れてあせもができて結構大変でした。

早速コルセットを外して椅子に座ってこれを書いています。

しかし、3か月間つけていたコルセットが取れたのはいいけれど、でも、ないと少しさびしい。

「いろいろなありがたみってえのは、無くなって初めてわかるんですねえ」

などとしみじみしながら、でも今日でかわいいコルセットちゃんとはおさらばじゃ。

ツイッター、おそるべし

今年の大型連休、震災後の自粛ムードもだんだん解消してきて、徐々に観光地などもお客さんが戻り始めている様子。

いいことだと思う。みんなで元気に東北を応援しなきゃあね。

私は暦通りの休み、2日も6日も診察がありますが、それでも3連休。

しかも、家族は田舎へ、コルセットがまだとれず腰の状態がイマイチの私は一人で東京。

こんなことはめったにないことですから、いろいろ作戦を考えてみたけれど、結局近くの温泉などは満員、作戦が決まらぬまま連休第一目に突入しました。

午前中は新聞読んだりテレビを見て、昼過ぎ、「やっぱり浅草しかないな」、と銀座線に乗り浅草へ。

雨の浅草をぶらぶらして、結局いつもの名画座に足は向かっていました。

今日見たのは、「次郎長三国志」。鶴田浩二演ずる清水の次郎長親分のお話。

男も女も惹きつけ、どんどん子分が増えていく次郎長親分。

「親分とはこうあるべし」と再確認しながら、「それに比べて今の総理大臣は・・・」とやはり感じてしまいました。

見終えて外に出て、またぶらぶらしていたら携帯電話が鳴りました。

「小松先生、映画どうでした?まだ浅草にいますか?」

某スポーツ選手からですが、どうして俺が浅草にいること知ってるんだ???

そうでした、今年になって始めた「ツイッター」で、「雨の浅草なう、これから名画座」と3時間ほど前に書き込んでいたのでした。

浅草で選手と一緒にいた友人がツイッターで僕のつぶやきを見て、「小松はきっとまだ浅草にいるよ」ということで電話が来たというわけです。その後合流し、みんなで楽しく食事とあいなりました。

ツイッター、おそるべし。

「浅草なう」なんて意味のないつぶやきだと思っていたけれど、そうでもないことを勉強させていただいた一日でした。

憧れの諏訪二葉、ボロボロ校舎という替え歌と歌集ダイアナ

先日、信州の実家に帰った時のこと、ローカルな、そして懐かしい話を一つ。

上諏訪駅で降りて改札を降りた私の目に飛び込んできたのは「諏訪二葉高校弓道部」と書かれた白いジャージ、でもそれを着ているのは男子学生。なんだか違和感がある。そうです、我々の時代、かつて諏訪二葉高校は憧れの女子高だったのです。あのころは長野県内にはまだたくさんの県立の女子高がありましたが、現在はすべて共学になりました。

ある替え歌が、頭に浮かびました。

1.ボロボロ校舎に風が吹けば、ギシギシきしむその音哀れ、その音聞けば二葉恋しや、若きわれらのウェルテルの悩み

2.ボロボロ帽子に白線まいて、町をのすのは清陵の生徒、そのあと追うのは二葉の生徒、若き乙女のはかなき願い

3、ボロボロ服にタオルぶら下げ、今日も通るは本町通り、それを見送る赤いネクタイ、若きわれらの恋の世界よ

ボロボロ校舎という、わが諏訪清陵高校に伝わっていた高尚な替え歌、実はこの替え歌、メロディーは諏訪二葉高校の同窓会歌。なんと憧れの女子高の同窓会歌を替え歌にして我々の憧れの世界を作り上げてしまうという大胆な発想。先輩のだれが考えたのかわかりませんが、今考えると高校生の底知れぬパワーを感じます。

いま思えば恋に関して相当まじめだった、というか晩熟だった私の高校時代、亀井勝一郎の「青春論」や「愛の無常について」などを読んで、女性に性欲などあるはずがない、と真面目に思っていました。それでもやはりなんでも知りたくなっちゃう青春時代、わが諏訪清陵高校に伝統的に伝わる歌集「ダイアナ」でたくさんの大人にしかわからない世界を勉強させてもらいました。

「ボロボロ校舎」も掲載されている「ダイアナ」は茅野北部中学出身の学生・山浦独哲歩歩(ドテポッポ)会の連中がが毎年改訂作成し全校生徒にわたります。第一部校歌、第二部寮歌、第三部歌曲、第四部替え歌の四部構成で、第四部の替え歌はボロボロ校舎のような高尚な替え歌を除きそのほとんどが、男と女の下半身中心のいわゆる「エロい」替え歌。しかし、今読んでもなかなか文学的な味わいもあり、高校生の創造力と想像力に感心します。公民館で行うコンパのたびに皆で歌いました。

ちなみに、今を時めく脳科学者、諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀さんは高校の二つ先輩で山浦独哲歩歩会。高校時代から存在感がありましたから、たぶんあの歌集の中には篠原菊紀作のエロい替え歌もあったのだと思います。

実家の本棚にまだ残っていた30年以上前の歌集「ダイアナ」をめくりながら、無限の可能性があると思っていた高校時代を懐かしく思い出しました。そして、いつまでたってもあの頃の気持ちや正義感を持ち続けなければいけないぞ、と強く感じたのでした。

実家の本棚に残っていた高校時代の歌集ダイアナ

八ヶ岳名物、高原野菜とカツの弁当

この土日は、ふるさと信州、実家のある諏訪に帰ってきました。

今までは車で中央自動車道を使って帰ることが多かったけれど、硬いコルセットが外せない私はまだ車の運転ができないので、久しぶりに列車、「特急あずさ」で上諏訪まで。

車窓から広がる美しい景色を眺めながらの2時間半、山の中で一点だけピンクに染まる山桜、線路沿いの菜の花、きれいだった。桜の花も、東京はほとんど散っているけれど、標高が高くなるにつれ、散り始め→満開→咲きはじめとすべての段階を満喫できました。甲斐駒ケ岳も、八ヶ岳もきれいに見えたし、景色を眺めているだけであっという間についてしまいました。

途中食べたのが、「高原野菜とカツの弁当」、私の大好物です。

大昔からある小淵沢駅の駅弁で、これが売り出された当時は生野菜をまだあまり食べない時代、生野菜がたっぷりの弁当が衝撃的だったと聞いたことがあります。

ちなみにカツはチキンカツ、生野菜のほかに一緒に入っているスパゲッティーや山菜、コーン、リンゴも昔のまま。何がうまいのかって、うーん、昔を思い出すからうまいのかなあ。

駅弁食べながら、そしてきれいな景色を眺めながら、「急行アルプス」で上京していた頃のたくさんの思い出がよみがえってきたのでした。

高原カツ野菜弁当

富士見の陸橋から望む八ヶ岳

折り畳みの杖でいろいろ考えた

腰の手術をして退院してからちょうど一か月、仕事に復帰してから2週間、硬いコルセットはまだつけたままですが、だいぶしっかり歩けるようになってきました。

今日の午前中には、週一回行っている内視鏡検査(胃カメラ)にも復帰、問題なく8人の患者さんに検査を行うことができました。

職場JISSへの通勤はバスと電車を使っていますが、退院の時に病院の売店で買った折り畳み式の杖が役に立ちます。この杖なかなかの優れもの、手品でつかうステッキと同じ原理で、中にゴムひもが入っていて、4つに折りたたんで鞄にしまうことができます。

職場の中では杖を使わずに仕事ができますが、やはり行きかえりはまだ杖があると楽です。何より、杖を持っているとみんなが何となく優しくしてくれるのがありがたい。

朝の通勤は逆方向なのでだいたい座って通勤できますが、帰りは時間によっては座ることができないときもあります。そして、今まで感じることのあまりなかった「体の不自由な人の気持ち」が少し分かることがとてもいい勉強です。

たとえば今日の帰りは超満員でした。立っていても身動きできないほど。

今の僕ならば20分間立っていることはできるけれども、立っていられない人だったらどうだろう。満員だといくら「優先席」があっても、そもそもそこににたどり着くことすらできないのです。満員になる時間帯では、体の不自由な人にとって「優先席」があっても使えない状況にある、という当たり前のことに初めて気が付きました。「優先席」でなくても、座っている誰かが席を譲ってあげよう、と思っても満員で動けないのだからそれもできません。

ということは、体の不自由な人にとっては満員になる時間帯は電車に乗れないということ。何とかいい工夫はできないかなあ、なんて考えることができるのです。

実際に経験してみる、ってことはすごく大事ですね。

手術の後もとても痛かったし、まだ自由に体を動かせられる状態ではないけれど、「手術をしたおかげでいろんなことが経験できてよかったなあ」と本当に思う私なのでした。

やっぱり腰は大事ですね

4月からJISSで本格職場復帰した私ですが、ことあるごとに「腰の大事さ」を痛感しています。

今日も、午前中のメディカルチェックや午後の外来診療で、のどの中をのぞいたり、聴診器を当てたり、それだけでもかなり腰を動かしていることがわかります。

なるべく無理しないようにはしているけれど、JISSの中だけでもかなり歩きまわるから、午前中はシャキッとしていた私ですが、夕方には結構情けない姿になってました。

見かねてか、マジカルエクササイズ女医の中村格子先生が診察してくれて、ストレッチしたり姿勢や股関節の使い方などを指導してくれました。

中村格子先生から直接指導を受けました。

手術してからはや1か月半、焦ってはいないけれど、なかなかすっきりしないのはイライラはしますね。今日もJISSのリハ室ではたくさんの選手たちがリハビリに励んでいたけれど、選手たちの気持ちがよくわかる。

本当に腰は大事、やはりJISSの整形外科医・奥脇透先生が、「腰が大事だってことは、腰という言葉自体が重要なことを指すから、いろいろな腰にかかわる格言があるはずだよ」って言ってたけれど、今度「腰の格言」を調べてみよう。

無事に生まれておめでとう

バスケ仲間のみっちゃんに元気な赤ちゃんが生まれたとのことで、夕方みんなで会いに行ってきました。

生まれたばかりの赤ちゃん、かわいくて、ちっちゃくて、でもしっかりした顔してた。

僕も自分の子供たち、3回見てきたわけだけれど、こんなにちいちゃかったかなあ。

よく覚えてないけれど、無事に生まれてうれしかったことだけは覚えてる。

「男でも女でもいいから、元気に無事に生まれてほしい」、って当たり前かもしれないことを願う気持ちは親になると実感しますね。

帰りの車の中で、一緒に行ったみっちゃんのことが大好きな一番下の娘に、「お前が元気に生まれてきたときはお父さんもお母さんも本当にうれしかったんだよ」と話すと、「ふーん」だってさ。

まあ、20年後自分が親になるときにはきっとわかるよ。

久しぶりのJISS

腰の手術で入院してからほぼ1か月、久しぶりにJISSに出勤しました。

しかし、いつも使う埼京線は止まっており、まずは山手線から巣鴨まで。

かなり歩いたせいで腰がつらくなって、ギブアップ。巣鴨駅でタクシーを拾おうと思ったけれど、タクシーも全く来ない。

仕方なく地下鉄に乗り換えて、本蓮沼からゆっくり歩いて20分、自宅から2時間近くかけてようやくJISSに到着しました。

研究室の私の机のまわりは、地震の影響で書類や本などが散乱していました。

それらを片付け、一か月たまった郵便物の整理などを終え、今日締め切りの年報用の業績をまとめました。

同時に、JOCの医学サポート部会やJISSとして、この大災害に対してスポーツ人として具体的に何ができるか、どのような方法で行えばよいか、策を練りました。

1か月も休んだのだから、腰の状態もまだまだだけれど、世の中のために一生懸命働きたいと思います。

洋服の青山でコミュニケーション

少しずつよくなっています。

今週いっぱいは職場を休ませていただけることになったので、来週からの復帰に向けてリハビリ中。

今日は、いつものセブンイレブンではなく、バスで渋谷まで。一歩前進だけれど、やはり歩く時間が長くなるとかなり足の付け根にきます。

そしてスーツを買ってきました。

何しろ、3か月は堅いコルセットをしていなければならないから、その上から履けるズボンがないのです。JISSの中だけならジャージでもよいかもしれないけれど、いろいろな会議もあるしそういうわけにはいかない。

杖を突きながら、渋谷のセンター街をゆっくり歩いていたら、すぐ右側に洋服の青山が。どうせ3か月だけだから、安いスーツを一着だけ買おうと思ってぶらっと入りました。

「このコルセットの上から着られる安いスーツ買いたいんですけれど」

店員さんは丁寧に応対してくれました。

コルセットの上から測るとなんとウエストは95センチ、普段は84センチだから10センチ以上太くなっています。

19800円、とか29800円とか、ほんとに安い。でもこの店員さん、ただものではない。

「お客さんちゃんとした仕事してそうだし、3か月だけで着なくなるのはもったいないから、コルセットが取れたらウエストなんかもつめますから、だったら、もうちょっといいスーツを買ったほうが得ですよ」

そうか、確かにに3か月で捨てるのももったいない。そして着させられたスーツがなかなかの着心地。29800円とはだいぶ違う。

「今は就職シーズンだから、お勉強しちゃいますよ、もう一着これはどうですか?」

これもなかなかの着心地、しかも、2着で半額近くにしてくれるとのこと。デパートなんかに比べたらとても安い。

てな感じで、結局ぶらっと入って超安いスーツを1着、と思って入ったつもりが、いつの間にか普通のウール100%のスーツを二着買うことになっていたのでした。

でも、こういう店での店員さんとのミュニケーションってのはいいですね。インターネット見ただけでなんでも買えちゃう世の中だけれど、「この店員さん一生懸命やってくれるし、悪い人じゃあなっさそうだし、買っちゃおうかあなあ」てなことがいいんだと思う。

若者よ、インターネットの画面に向かうより店に向かえ!、ですな。

そんなこんなで、1時間近く店にいた私は、さすがにちょっと腰がつらくなって帰りはタクシーとあいなったのでした。