先週末、第20回消化器関連学会週間(JDDW)が神戸で開催され、二日間出席してきました。
消化器病学会、消化器内視鏡学会、肝臓学会、消化器外科学会、消化器がん検診学会、消化吸収学会、の消化器関連の学会をまとめて一緒にやっちゃう学会です。
私もそのうち3つの学会の会員ですし、内容的にも重なる部分がかなりありますからね。とても助かります。
以前アメリカではDDWといって、関連学会が春にまとめて行われていました。
それを真似して、日本でもJDDWがはじまってもう20年、消化器病を専門とする医者たちが一堂に会します。
10月11日には、ノーベル賞の山中伸弥先生の記念講演も予定されていましたが、やっぱり急にお忙しくなってビデオメッセージと代理講演に変更でした。
昔、私が消化器内視鏡・胆膵を専門にしていたころ一緒に頑張ってきた全国の仲間たちとも久しぶりにじっくり話ができました。
みんな生き生きとしていたな。
愛知県がんセンターの山雄健次先生も還暦過ぎても相変わらずの若々しさ、ダジャレも健在。
長野市民病院の長谷部修先生もやっぱり穏やかで超ダンディー。
東京医大の糸井隆夫先生は表情や言葉に自信があふれてた。
そして、東大の後輩連中もみんな頑張っていました。
12日の朝のブレックファーストセミナーは、中井陽介先生の講演「胆膵内視鏡治療最前線ー日米それぞれの最先端ー」、司会はわたしのあと東大の胆膵グループをしっかりとリードしてくれている伊佐山浩通先生。ああ、二人ともホントに頼もしい。
アメリカで修行を積んできた中井先生、「Endo-Hepatology」なんて概念も初めて聞いた。内視鏡を使って、おなかの中から膵臓や胆道だけでなく肝臓まで治療しちゃおうという話。
そして、中井先生が最後に出したスライドがこれ。
「日本の内視鏡の素晴らしさを世界へ」
世界の最先端も勉強しながら、日本の素晴らしい内視鏡技術を世界に向けて発信する。
とても大事なこと、しっかり日の丸を背負ってます。
みんな日々の診療でとても忙しいのに、いろいろなものを犠牲にして頑張っている姿を感じて、とても刺激になりました。
その姿は、オリンピック選手たちとまったく同じです。
「世のため人のため」
みんな、また今度、ゆっくり話をしようね。