10月7日から東京で開催される体操の世界選手権、大会前の調整合宿、公式練習のために10月1日から全日本体操チームに帯同しています。
朝から晩まで練習会場などなどを飛び回っていて、なかなかブログを更新する時間がありませんでした。
そんな中、独立行政法人日本スポーツ振興センター(NAASH)の理事長に新しく就任した河野一郎先生の就任あいさつが10月3日にあり、体操の練習会場のすぐ近くだったので出席してきました。
私が勤務する国立スポーツ科学センター(JISS)はNAASHの一組織なので、私も正確にはNAASHの職員ということになります。NAASHは日本の国際競技力向上を目指したJISSのほかに、国立競技場などのスポーツ施設の運営やスポーツ振興くじtotoによるスポーツ振興助成事業なども行っています
河野一郎理事長はもともと内科医で、日本のスポーツ医学の中で先駆けてスポーツ現場とのつながりを作った先生です。
昔からとてもお世話になり、たくさんのことを教えていただきました。日本アンチドーピング機構(JADA)の立ち上げの前に、オーストラリアのアンチドーピング機構の視察でご一緒させていただいたこともあります。
飲みながら話させていただいても、スポーツの素晴らしさに魅せられ、スポーツの力で世の中を変えようという思いは私と全く同じ。
就任あいさつの中で河野理事長はスポーツ基本法が制定された中でますます重くなった我々NAASHの役割について話されました。そして、もっと企画能力、発信能力を組織として持つべき、と語りました。
「未来を育てよう、スポーツの力で」
これがわれわれNAASHのスローガンです。
スポーツの力で未来を育てるために何をすべきか、国から言われたことをやるだけの組織から脱却し、自分たちで考え動く組織に変わる大きなチャンスです。
がんばるぞ、という気持ちとともに、責任の重大さもひしひしと感じたのでした。