9月20日、自民党の総裁選挙が行われ、安倍晋三候補が三選を果たしました。
今回は安倍晋三候補と石破茂候補の一騎打ちとなりましたが、安倍政権の外交や経済政策の評価、将来に向けた社会保障政策、地方創生戦略、防災省の設置、など論戦が繰り広げられました。
長期政権のおごり、これは絶対にあってはならないことですが、長期政権だからこそ成し遂げられることもあります。かつて毎年総理大臣が代わっていた時代を思い返せば、安倍総理が世界の中で存在感をもっていることが、日本の明日を切り拓くために重要なことです。
例えば長野県は住みたい県ナンバーワンですが、この北信や長野県には素晴らしい宝がたくさんあります。農作物、観光地、ものづくりの力、健康長寿、などなど。この宝を日本のみならず世界にも売り出す、いわゆる「信州発のイノベーション」が地方創生につながるのです。そこには、安定した国としての外交基盤が必要です。
一方、石破候補は「公正、正直」をキャッチフレーズに戦いました。私はまさに石破さんそのものだな、と感じました。私が初当選した6年前の衆議院総選挙、自民党が大勝した夜に、当時の石破幹事長から1枚のFAXが事務所に届きました。そこには「この勝利に決しておごってはいけない。国民が本当に期待しているのは謙虚で正直な自民党。再び信頼を失うことがないよう、すべてに誠実に取り組みなさい」という言葉がありました。私も常にその言葉を胸に活動してきました。
今回の総裁選で、党員票では石破候補が44.6%を獲得したことをしっかりと受け止めなければいけないと思います。いま政治や自民党に問われているのは、政治に取り組む「姿勢」です。毎日北信を軽トラでまわりながら、「自民党にはおごりがあるんじゃないか」「かつては自民党の中から様々な意見が聞こえてきた。最近はみんなが同じ方向を向いているように見える」など、多くの率直なご意見をいただいています。
これからも、おごることなく正直に誠実にすべてに取り組み、自民党の中でしっかり自分の意見を述べていきます。