昨日はプロ野球のドラフト会議がありました。
プロ野球選手になることを夢見て懸命に練習している選手たち、プロから指名してもらえるかどうか、意中の球団が指名してくれるかどうか、運命の分かれ道ですから毎年さまざまなドラマがあります。
私も長く野球にかかわっていますから、知っている選手たちが指名されるかどうか、いつもとても気になります。
今年のドラフトで一番印象に残ったのは早稲田大学ソフトボール部で硬式野球の経験のないキャッチャー大嶋匠選手が日本ハムから7位で指名されたこと。
日本ハムもなかなかやるねえ。
オリンピック選手の強化の世界でも「いかにして素質ある若者を発掘するか」が課題だけれど、プロ野球でもそういう目で選手を追ってくれていたことがなんだかとてもうれしい。
男子ソフトボールにとってもこれはとても大きな出来事です。4年に一度の世界選手権も開催される男子ソフトボールの連中もJISSにはメディカルチェックのためにやってきます。大嶋選手に是非活躍してもらって、男子ソフトボールも注目されたらいいなー、って思う。
そしてやはりドラフト会議といえば、今年入団2年目で大活躍してセントラルリーグの首位打者を獲得したジャイアンツの長野久義選手のことを思い出します。
ドーハのアジア大会などにも一緒に行って学生時代からよく知っている長野選手ですが、大学卒業後2度のドラフト指名を拒否して2年前にとうとう念願のジャイアンツの一員になりました。
その間ひたすら練習して、指名される選手で居続けた長野選手、礼儀正しくてまじめで心の強さも持った好青年です。必ずプロでもやってくれると信じていました。
だから今年の首位打者獲得はとてもうれしいです。
長野選手のことは2年前、連載しているITメディアエグゼクティブのエッセイで書きました。
「巨人のチョーさん」 です。ぜひお読みください。
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/0912/07/news013.html
先日長野選手と久しぶりに電話で話しました。
首位打者を獲得しても、「いやー、まだまだです」って本気で言ってました。
長野らしいねえ。
プロの世界で成績を残し続けることの大変さもよくわかっているから、うぬぼれることなく努力して、これからもわれわれを感動させるプレイを見せてくれることと思います。
ますますがんばってネ。