月別アーカイブ: 2011年9月

スポーツ仲裁シンポジウムと馳浩先生

レスリングの世界選手権の開催されたイスタンブールから帰国して1週間、久しぶりに書きます。

海外帯同で日本を不在にすると、その間にたくさんの仕事がたまっていていつも大忙しです。さらに時差ボケ状態でやらなければいけないから効率も悪い、ようやく落ち着いてきました。

昨日は六本木ヒルズ49階で「第8回スポーツ仲裁シンポジウム」が開催され、参加してきました。

スポーツ法の現代的課題と副題がついた今回のシンポジウム、スポーツ団体のガバナンス、アンチ・ドーピングなど、スポーツ基本法成立に伴い何が変わるのか、何をしなければいけないのか、という話題でした。

奥村展三文部科学副大臣と世界アンチドーピング防止機構(WADA)の事務総長デヴィット・ハウマン氏の基調講演に引き続き、パネルディスカッションが行われました。

スポーツに関する紛争を調停する期間がスポーツ仲裁機構です。1994年に設立されたスポーツ仲裁裁判所(CAS)がスイスのローザンヌにありますが、いままでに日本人としてシドニーオリンピックの選手選考をめぐり千葉すず選手が申し立てたり、Jリーグの決定したドーピング規則違反の処分取り消しを求め我那覇和樹選手が申し立てを行っています。

また日本でも2003年に日本スポーツ仲裁機構(JSAA)が設立されその役割を担っています。

新しいスポーツ基本法では素晴らしいスポーツの基本理念やスポーツ権(スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことが国民の権利である)を定めるとともに、国や地方自治体、スポーツ団体の責務なども盛り込まれたものです。すなわち、今まで以上にスポーツ関係団体は社会的責任を負うことになり、それに伴って「ガバナンス」の強化が必要となるわけです。「ガバナンス」とは直訳すると「統治」ということになりますが、「自ら健全に運営したり問題を解決する能力」とでもいいかえればよいでしょうか。しっかりした組織運営や対応能力が大事ということです。

超満員の会場には自民党の衆議院議員の馳浩先生もお見えになり、とても存在感がありました。

質疑応答で馳先生が話題にしたのは「応諾義務」のこと。

紛争が起きた時に誰かが「仲裁」するには、まずはお互いが審議に応じることが必要です。すなわち、誰かが不服を申し立てても、訴えられた側が拒否した場合には調停も仲裁もされないのです。

ですから、スポーツ団体には「応諾義務」を課すべきというのが馳先生のご意見。もちろん私も同意見。

今回のスポーツ基本法成立にも大変なご尽力をされた馳先生、自ら体を張った人の発言には重みがある、上っ面の知識だけの当たり障りのない発言とは全然違うなあ、サッスガー、と強く感じたのでした。

馳先生とは昨年ロシアで開催されたレスリング世界選手権でご一緒しました。さわやかで正義感があって私は大好き。たしか、昨年一緒にとっていただいた写真があるはずだから、見つけたらここにものっけちゃおう。

ということで、見つかりました。

今年もフリーの団長としてイスタンブールでの世界選手権にいらっしゃる予定でしたが国会のためにご一緒できなくて残念。そのうちゆっくりスポーツや日本の未来を語り合いたいなあ。

シンポジウムが終わったあと六本木ヒルズ49階から外を見るととてもいい眺め、これだけ高いとこんなに遠くまで見えるんだね。

イスタンブールの朝焼けもきれいだったけれど、東京の景色も捨てたものじゃあないなあ、と感じながら会場をあとにしたのでした。

スポーツという名の教育を改めて実感した真夏のユニバーシアード大会

日本代表チームが史上最高の成績を収めたユニバーシアード・深セン大会。参加した学生選手たちはもちろんのこと、監督、コーチ、そしてわたし自身も、この大会を通じてスポーツから多くのことを学びました…★ITmediaエグゼクティブ小松裕の「スポーツドクター奮闘記」 更新!

入場行進の様子

運動は脳を活性化する!

みなさん、こんにちは。セクレタリーKです。

小松先生は「スポーツで、日本を元気にしたい」と、日々、忙しく取り組んでいらっしゃいます。

今回、小松先生が帯同した、トルコ・イスタンブールで行われたレスリング世界選手権も全日程が終了。

日本勢は金3(48kg級・小原日登美、55kg級・吉田沙保里、63kg級・伊調馨)、銀1(66㎏級・米満達弘)、銅3(60㎏級・湯元健一、67㎏級・井上佳子、59kg級・斉藤貴子)という結果でした。五輪出場権は5つを獲得。

応援ありがとうございました!

改めて考えてみると、スポーツには様々なメリットがあります。今回のように、スポーツ選手が活躍する姿を見るだけで元気になったり、感動したり、アスリートたちの強靭な精神力に刺激を受けたり。もちろん、自分自身が体を動かすことで、楽しくすがすがしい気持ちになれます。

さらに、最近は運動することで脳が鍛えられることもわかってきています。

運動すると、若々しさや健康を維持するだけではなく、脳を刺激して活性化してくれるというのです。

なんと頼もしい!

「脳を鍛えるには運動しかない!」という本はみなさんご存知でしょうか? 2009年に発売され、大きな話題になりました。その著者である、ハーバード大学医学部精神科医学部准教授、John Ratey 先生が、先日初来日。その講演会にお邪魔してきました。

本の中には、アメリカ・イリノイ州のネーパーヴィル高校のエピソードが紹介されています。授業開始前に「ゼロ時間目」という運動の授業を始めたことで、理科や数学の成績が振るわなかった生徒達の学力が飛躍的に向上。わずか1年で、TIMSSという国際標準の試験では、理科で世界一、数学で世界第6 位という驚くべき結果をだしたのです!

また、運動することによって、脳由来神経栄養因子(BDNF)という脳のインフラを構築し、脳細胞が分裂する神経細胞(ニューロン)の存続を助ける因子を増加させることも解明(1995 年”Nature”、2002 年”TrendsinNeurosciences”)。様々な研究で、うつ病などの精神疾患や、アルツハイマー型認知症などの予防や治療に運動が有効であるという報告がされています。

現代社会を生きる私たちは、やはり「座りすぎ」が問題。特に、若い世代は、ずっと座って勉強し、ネットに向かい、運動量が少ない。その為、高校生のヘルニア増加も問題視されています。

人類が生まれて200万年。その間、ずっと動いてきたのですが、農耕がはじまった1万年程前から、徐々に動かなくなってしまった。狩猟民族は餌を得て、生きるために毎日平均20kは走っていたそうです。動くようにできていた体を動かさなくなったために、様々な病気が発症してきた。現在の精神系の病気は、逆に動く事で解決できるとレイティ先生はお話されていました。

マウスの実験では、運動がアルツハイマーを防ぐことがわかっています。8週間、ランニングウィールで運動していたマウスは、認知テストで20%認知力が向上。脳の海馬の部分厚みが増したという結果が報告されており、脳を刺激するにはエクササイズが重要だということがわかったのです。

しかし、運動の大切さを頭で理解していても、習慣として生活に取り入れるのは難しいとレイティ先生も指摘されていました。ビルの中のフィットネスクラブのある階に行くために、エレベーターやエスカレーターを使ってしまうという、本末転倒なシーンが多いと……。確かに、自分を省みてもその通りです。

運動を特別なことと考えずに、日常から積極的に動くことが大切なのです。エスカレーターを使わず、階段を上ったり下りたり、最寄り駅よりひとつ手前で降りて歩くなど、身近なところから動くべきなのです。運動するといいことが一杯あると考えて、少しずつでも取り組んでいかなければと、私も心を入れ替えました。

オススメなのは、複雑な運動。誰かと一緒にスコアを争うスポーツや、曲に合わせ振り付けで踊るダンスやエアロビクスなど。筋肉と一緒に、脳に負荷をかけて集中することで、筋肉も脳も一層鍛えられるそうです。

これからはスポーツの秋! ぜひ、積極的に体を動かしてみませんか?

レスリングの世界選手権が幕を閉じました

トルコ・イスタンブールで開催されたレスリングの世界選手権、7日間の熱い戦いの幕が閉じました。

選手、コーチ、サポートスタッフ、メディア関係者を交えた打ち上げが終わり、今ホテルに戻ったところ。

今日はフリー66kg級で米満達弘選手が見事銀メダル、ロンドンオリンピック出場枠を獲得しました。

でも決勝戦は残念だったなあ、本人も悔しいだろうなあ、一番と二番では天と地ほどの差があることも実感しました。きっとこの悔しさはロンドンで晴らしてくれると思います。

世界で戦う選手たちを見ていていつも感じるのは、絶対勝ってやるという強い気持ちが大事だな、って事。

気持ちは目にあらわれるから、睨みつけられただけで尻込みしてしまうようなメヂカラが必要なのです。

見よ、御大・富山英明さんなんかオリンピックの金メダルから30年近くたった今でもこの鋭い眼光。

昔、この目で睨みつけられたらさぞかし怖かったんだろうなあ。

ということで、あっという間の一週間でした。選手、コーチ、そして選手をサポートしてくれたスタッフ、メディアの皆さん、本当にお疲れさまでした。

ここで一気に写真公開。

昨日書いた、プロ根性カメラマンの保高幸子さん、もっとアップの写真が見たいというご要望におこたえして。

今は学校の先生をやっているアテネ、北京のメダリスト、伊調千春もイスタンブールまで応援に来てくれました。

そして会場にはイスタンブール日本人学校の生徒たちの姿も。

みんなみんなありがとう。

それでは、明日元気に日本に帰国します。

そして、次は東京で開催される体操の世界選手権です。みんな応援してね。

写真家・保高幸子のプロ根性

2日前のことです。隣りにいたレスラードクターの中嶋先生に言いました。

「ちょうどいま決勝の前でマットが空いているから僕の写真撮ってよ」

ホームページの写真を新しくしようとジャージ姿の写真をどこかで撮ろうと思っていたのです。

レスラードクター中嶋の前でポーズをとる私。

「なかなかうまく撮れませんねえ、あっ、あそこに保高さんがいるから撮ってもらったらどうですか」と中嶋先生。

保高さんは先日も紹介したレスリング協会の広報の手伝いもしてくれているカメラマン、ときどきテレビにも登場する有名人です。

決勝の前でまだ時間があったので保高さんにお願いしました。

「かっこいいジャージ姿をとればいいわけね」こころよく引き受けてくれた保高さん。

でもやっぱり彼女はプロのカメラマンでした。

このおじさんのジャージ姿をかっこよく撮るなんて至難の業、いつも選手たちの美しい肉体ばかり目にしているからなおさらでしょう。

気軽にお願いしたつもりが、途中から彼女の「プロ根性」に火がついてしまいました。いくら僕相手でもいいかげんな写真など撮れなかったのです。スタンドから会場のマットの横、最後は通路と背景を変えて20分近く、見事ないい男??が出来上がったのでした。

じゃじゃーん

どうです。何が違うのかわからないけれど絶対にシロートにはとれない写真、まさしくプロの技ですね。

どんな仕事でもそうだけれど、プロが働く姿ってのはかっこいい。

保高さんも、撮影しているうちにだんだん目が変わってきてとてもかっこよかった。

気軽にお願いしたつもりが、本当のプロにただで撮ってもらっちゃいました。

申し訳なくて、「じゃあこのお礼は僕のカラダで」って冗談で言ったら、「遠慮しときます」だってさ。

そりゃそうだな。

カラダで払えるくらいのいい男にならなくっちゃ、とあらためて思った私でした。

女子レスリングチーム帰国

イスタンブールは相変わらずさわやかないい天気です。

大会最終日の朝を迎えました。

昨日は戦い終えた女子チームが帰国しました。

女子はオリンピック階級の4階級のうち3階級で金メダルを獲得しましたが、浜口京子選手だけは残念な結果でした。

会場にはいつものように大応援団とお父さんとお母さん、懸命な応援にもかかわらず2回戦で姿を消す結果になりました。

もちろん一番悔しかったのは本人。力を発揮するまもなく、いつの間にか終わってしまった大会。試合当日はかなり落ち込んでいたけれど、昨日はもういつもの元気な浜ちゃんに戻ってました。

これからオリンピック出場権を目指した戦いが始まります。

まずは心と体をゆっくりと休めてね。応援するからね。

ドクターレスラー中嶋耕平

昨日の日本選手たちは期待どおり活躍、ドーピング検査の付添いで大忙しの夜になりました。

ちょっとひやひやした場面もあったけれど、沙保里も馨もすごいねえ。貴子も最後はきっちり勝って銅メダル。

さて、今回の世界選手権でも私と一緒に来ているのが整形外科の中嶋耕平ドクター。

気は優しくて力持ち、穏やかなしゃべり方で決しておこらない、スポーツ選手たちみんなに信頼されるドクター、私と一緒に国立スポーツ科学センター(JISS)で普段は働いています。

さらに中嶋ドクターは格闘家でもあります。かつては柔道選手、レスリングの帯同でも選手やコーチと一緒にスパーリングもやっちゃうのです。

私のようにマットの上でじゃれ合うのとはわけが違います。

この中嶋先生のスパーリング相手がグレコローマンの伊藤コーチ、髪形や雰囲気がそっくりでよく間違えられます。

ついでにペアーで横顔も。

ほらそっくりでしょ。

誰もドクターだとは思いません。でも私よりよっぽど頼りになるドクター。あと3日間、一緒にしっかり頑張りましょうね。

それから、こちらは昔からレスリングをみてくれている男子の川崎トレーナー。

かっこイー!

そして、こちらが女子トレーナーの高橋さん。

それから、レスリングメディカルの元締めの増島親分と私。

ということで、きょうもメディカルチームのチームワークはバッチシです。

それでは、会場へ向かいます。

今日は浜ちゃん、「気合だあぁー」

選手の頑張る姿を応援する人たち

昨日は大会3日目、ようやく金メダル、日の丸が揚がり君が代が会場にながれました。

よかった。これで日本チームにいい流れがやってくるでしょう。

大会会場は地元トルコの選手が登場すると割れんばかりの大声援です。

男たちは国旗を振って大きな声で応援します。

そして、女性はじっと見つめて静かに祈る。なんかいいねえ。

選手たちを応援するといえばこの人たちのことを忘れてはいけません。

日本レスリング協会の広報の面々、樋口さん、増渕さん、そしてカメラマンの保高さん矢吹さん。

新しくなった日本レスリング協会のホームページhttp://www.japan-wrestling.jp/も担当しています。

今回の世界選手権も詳細は協会のホームページに毎日アップされますから、ぜひ覗いてくださいね。

「選手たちの頑張っている姿を正しく伝える」これはとても大切な仕事です。

今大会でも、みんな朝から晩まで寝る時間もないくらい忙しくやってくれています。

がんばっている選手たちが好きで、レスリングが好きで、スポーツが好きでなければできないこと。

だから、選手やスタッフからの信頼も厚いのです。

「レスリングやスポーツの素晴らしさをたくさんの人に知ってもらいたい」という思いは我々と同じ、お互い頑張りましょうね。

ということで、樋口さんと増渕さんを隠し撮り。そのうち保高さんや矢吹さんものっけちゃいますよ。

よし、今日もメダルラッシュでドーピング検査三昧を期待しよう。

これから会場に向かいます。

JISSのマルチサポート

今日は5時半に起床しました。イスタンブールの朝焼けは今日もとてもきれい。

昨日は大会第2日目、日本チームには厳しい結果。「結果がすべて」の世界だからね。今日から巻き返しますよ。

ロンドンに向けて競技団体を多方面から支援する「マルチサポート事業」、今大会でも国立スポーツ科学センター(JISS)から、映像や栄養のサポートのために支援に来ています。

映像サポートはiPadを選手たちに渡して対戦相手の映像がすぐにみられる仕組み。日ごろから世界中の選手の映像の蓄積していて、会場でそれをすぐに見ることができます。

栄養サポートは、計量後の食事や試合当日の食事を選手やコーチの要望に合わせてサポートします。

昨日も減量して計量をパスした選手に、消化の良いおにぎりや熱い味噌汁などが届けられました。

そして、そのあと選手団のホテルに移動すると、大きなホテルの一室を借りきったリラックスルームが用意され、そこには作りたての親子煮、うどん、肉じゃがなどのご飯が進むおかずがたくさん。もちろんこれらはJISSのサポート隊の気持ちがこもった手作り。

JISSのマルチサポートの連中は、本当に一生懸命にやってくれています。

こちらは、木名瀬コーチと打ち合わせする元永さんと斎藤さん。

エプロン姿がいいねえ。

現場の状況をいかに良く理解するか、サポートにとって大切なのはこのようなコミュニケーションです。

毎日のようにこのブログに登場する木名瀬コーチ、実は料理も達人。

今回もマイまな板やマイ包丁などを持参、昨日も玉ねぎ入り特製ラーメンをごちそうになりました。

しかし、外国や山で食べる即席ラーメンってどうしてこんなにうまいんでしょうね。

よし、今日も一日がんばるぞ。

打倒、栄和人!

今朝は4時半に起床、イスタンブールは連日さわやかな天気です。

でも、日本ではまだまだ熱中症の事故が起きている模様。

昨日もフジテレビから電話があり、「倒れた二人とも、具合が悪くなって休んで、そのあと再び運動に参加して倒れてる。運動復帰の目安は?」との質問でした。

そんなときに一番客観的に判断できるのは、脈拍と体温です。熱中症の時脱水状態が続いていれば脈拍は早いままです。安静にしても脈拍が元に戻らなかったらまだ「脱水状態」ですから運動復帰は慎重に。たぶんコメントが放送されているだろうと思います。

イスタンブールのきれいな朝焼けをカメラに収めました。

きれいな朝焼けを見ながら、女子監督の栄和人さん、コーチの木名瀬さんと話しました。

昨日から始まった男子グレコローマン、厳しい結果のスタートとなりました。

「女子は勝って当たり前とみんな思っているかもしれないけれど、何が起こるかわからないからな。絶対気を緩めずにいかなきゃな」と栄監督。

栄監督と初めて会ったのは6年前、トルコ・イズミルでのユニバーシアード。初めてレスリングシューズを履いてマットの上で取っ組み合いをさせていただきました。

その時から私の目標は「打倒、栄和人!」まずは、バックをとって1ポイントです。

相手は世界選手権のメダリストですから、勝てるわけがないのですが、最近「打倒栄和人作戦」が見えてきました。

体も気持ちも若い栄監督ですが、やはり6年前よりは動きが悪くなったような・・・

そうです。お互いの老化現象をうまく利用して勝つ。すなわち、今はかなわなくても、若くて元気でいれば10年後20年後には勝つことができるのではないか。

長い目標を立てて、いつまでも元気でいる。これがこの作戦成功のコツです。

「だったら、二人とも長生きしなくちゃな」と栄監督。

そうですね。お互い元気で長生きしましょうね。

ということで、打倒栄和人に向けてさっそく選手たちとジムでトレーニングです。

よし、腰の調子もいいぞ。目標も決まったからコツコツやらなきゃね。

一緒にいるのは、今回代表選手たちのスパーリング相手として支援に来ている長沼選手と坂上選手。

たくさんの人たちが選手を支えています。

それではこれから試合会場に向かいます。