アンチ・ドーピング科学セミナー

今日はアジア地域におけるアンチ・ドーピング科学セミナーが開催され出席してきました

今日の会議は科学的にどのようにしてアンチ・ドーピングに取り組もうかというお話、ドーピングをする側とドーピングを取り締まる側はいわば科学技術のいたちごっこ、どのようにして見破られないようにするかと考える悪者に、どのようにして科学で立ち向かうかというセミナーでした。

今回、印象的だったのは、ドーピング物質の検出に関して、製薬会社が世界アンチドーピング機構(WADA)と手を組んで、アンチ・ドーピングに協力しますよ、という話。新薬の開発というのは製薬会社にとっては企業秘密ですが、それでも、ドーピングなどに悪用されないように、病気のために使う薬が安全に正しく使用されるために、世の中に貢献しているという企業イメージの向上のためにも、できるだけ開発の段階からアンチ・ドーピングに協力すると語るロシュ社の臨床科学部長はかっこよかった

じっくり勉強させてもらった有意義な一日でした