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衆議院本会議で初の登壇 介護保険法改正案について代表質問を行いました

 3月28日に行われた衆議院本会議で、初の質問に立ちました。

 「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案」に対して、自民党を代表して質問を行いました。みんなが求める安心して暮らす事ができる社会保障制度を将来も持続可能なものにしてゆく、我々の責任です。健康長寿長野の事も話しました。こちらに動画と合わせて質問の全文を掲載しますので、ぜひご覧ください。

 自由民主党の小松ゆたかです。

 ただいま議題となりました、政府提出の「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案」について、自由民主党・無所属の会を代表して質問いたします。

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 我が国では、2025年にはいわゆる団塊の世代が75歳以上になるなど、一層の人口の高齢化の進展が見込まれています。私の地元の長野県は平均寿命が男女とも全国1位で「健康長寿」の県として知られています。これは各個人の意識の高さとともに、食生活の指導や健康スポーツの推進など、地域で健康を支え合う仕組みが根底にあるからです。

 健康で長生きしたいという多くの願いを将来にわたって支えていくためにも、介護保険制度を始めとした高齢者の方々の生活を支える仕組みを強化し、持続可能な制度としていくことは、今現在の私たちにとっても待ったなしの最重要課題であります。

 まず最初に、今回の改正のポイントについて伺います。

 介護保険制度の理念である高齢者の尊厳の保持や自立支援を実現していく観点からも、医療、介護、住まい、予防、生活支援が身近な地域で包括的に確保される地域包括ケアシステムを強化していくことは大変重要と考えます。

 今回の制度改正で、高齢者の方々にとって何が変わり、どのようなメリットがあるのでしょうか、厚生労働大臣にお伺いします。

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 次に、在宅医療と介護の連携について伺います。

 地域包括ケアシステムを構築するためには、急性期の医療から在宅医療や在宅介護までの一連のサービスを切れ目なく提供することが必要不可欠です。75歳以上の高齢者の方々は、慢性疾患等、複数の疾病にかかりやすく、認知症や要介護状態となる方も多いことから、地域の医療や介護の関係者が密接に連携し、必要な医療・介護サービスを一体的に提供することが求められます。

 今回の改正でも、医療と介護のニーズに対応していく観点から、慢性期の医療と生活施設としての機能を一体的に提供する介護医療院を創設しますが、これも一つの取組であります。

 医療と介護の連携については、平成26年の介護保険法改正で、すべての市町村が、関係者との協議や多職種研修等を行う在宅医療・介護連携推進事業に取り組むこととされました。しかし、これまで医療政策は主に都道府県が担ってきたため、市町村にはノウハウが乏しい等の理由により、市町村ごとで事業の進捗に差がみられると聞いています。

 市町村における在宅医療・介護連携推進事業の着実な実施や充実を図っていくためには、都道府県による市町村支援の充実を図ることが重要だと考えますが、どのように取り組んでいくのか、厚生労働大臣にお伺いします。

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 次に、制度を支える費用負担のあり方について伺います。

 40歳から64歳までの第二号被保険者の方の保険料については、介護納付金として、健康保険組合などの医療保険者に賦課されています。介護納付金は、加入者数に応じて保険料負担が決められており、被保険者の総報酬が高い保険者も低い保険者も、一人当たりの介護納付金は同額となっています。

 今回の法案によって、総報酬割が導入されれば、それぞれの総報酬に応じて負担していただく額が決まることになります。世代内の負担の公平、負担能力に応じた負担を求めるという観点から、総報酬割の導入は必要であると考えます。

 また、そもそも、平成24年2月、民主党政権時代に閣議決定された社会保障・税一体改革においては、「今後の急速な高齢化の進行に伴って増加する介護費用を公平に負担する観点から、介護納付金の負担を医療保険者の総報酬に応じた按分方法とすることを検討する」とされています。

 それがこの法案でようやく実現に近づいているわけですが、今般の介護納付金への総報酬割の導入の趣旨について、社会保障・税一体改革の考え方との関係も含めて、改めて厚生労働大臣よりお聞かせ願います。     

 最後に、総理にお伺いします。

 介護や医療を始めとする社会保障制度は、国民の安心した生活を支える大切な制度であり、将来にわたって持続可能なものにしていかなければなりません。これは与野党を超えて皆が共有できる目標だと考えます。

 今回の法案も、持続可能な社会保障制度を目指して、地域包括ケアシステムを強化するものです。持続可能な社会保障制度、とりわけ地域包括ケアシステムの推進に向けた総理のご決意をお伺いし、質問を終わります。

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ゲストに前 文部科学大臣の馳浩先生をお迎えして、 小松ゆたか後援会 中野・山ノ内支部 合同国政報告会を開催

 12日、小松ゆたか後援会 中野支部と山ノ内支部の合同国政報告会を開催しました。当日は中野市と山ノ内町から、200名近い方にご出席いただきました。お忙しい中、足を運んでいただき、心から御礼申し上げます。

 昨年の5月に設立総会を開催した中野支部。今年はおとなりの山ノ内で、多くの皆様のご支援とご協力のもと、後援会支部を立ち上げていただきました。

 今回は山ノ内支部の設立に合わせて、中野支部と合同での国政報告会と懇親会を開催。特別ゲストに前 文部科学大臣の衆議院議員 馳浩先生をお迎えして、対談形式によるトークライブに会場は大変盛り上がりました。

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 馳先生とは議員になる前からのおつきあいです。レスリングの世界選手権では、馳団長のもとチームドクターとして何度も試合に一緒に帯同しました。スポーツ基本法の原案作りでは、文部科学副大臣を務めていた馳先生のもと、スポーツ現場の一員として加わりました。

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 議員になってからも、「スポーツ庁の創設」「アンチ・ドーピングの法整備」や、スポーツ政策以外でも、「親子断絶防止法」「過労死防止対策推進法」をはじめ、子供、障がい者支援政策、女性の活躍支援など、馳先生の子分として一緒に取り組んでいます。

 馳先生からは「事前打ち合せなし」「俺にまかせろ!」との言葉をいただき、少々の不安もありましたが、馳前大臣の見事な話術で、とてもいいトークショーになりました。

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 私からの国政報告では、りんご、ぶどう、きのこといった農作物を誇る中野市のこれからの農業や、また志賀高原や湯田中渋温泉を擁する山ノ内町の今後の観光を中心に、現在審議されている平成29年度の予算案に盛り込まれている地方を元気にする施策について話しました。地方から選出されている議員としての役割と責任を胸に、初心を忘れずに頑張ります。

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 山ノ内支部の設立、また中野支部との合同による国政報告会には、準備から当日の運営まで、本当に多くの方にご協力いただきました。みなさん、本当にありがとうございました。

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第193通常国会がスタートしました

 1月20日、第193通常国会が開会しました。当日は天皇陛下ご臨席のもと開会式が行われ、その後の本会議での施政方針演説。安倍総理は「中小企業や地方経済にも景気回復の恩恵を波及させ、社会保障や教育などを含め、未来への責任を果たす」と、強い決意を語りました。

 今国会では、1月31日に可決・成立した第3次補正予算案、翌2月1日から審議入りした平成29年度予算案に続き、天皇陛下の退位に関する関連法案や、働き方改革関連法案、テロ対策などについて、これから議論が行われます。また日本として米国のトランプ新政権に適切に対応し、世界をリードしていかなければなりません。

 昨年の臨時国会に引き続き、私は国会対策副委員長、総務会総務、厚生労働部会長代理として臨みます。時には縁の下の力持ちとして党を支え、地域の代表として議論をリードし、与党の政策立案に積極的に関与してまいります。

 昨年は通常国会が1月4日に開会しました。そのため正月もなかなか思うように地元を回ることができませんでしたが、今年は昨年よりも時間をかけて、北信を駆け回ることができました。行く先々で例年以上のたくさんの方々から、「いつも応援しているよ」「次こそは・・・」と声をかけていただきました。

 私を支え続けてくださるみなさんがいて、はじめて国会議員として活動することができます。その感謝の気持ちを忘れずに、国会議員として5年目となる2017年も、謙虚な姿勢で、誠実に政治に取り組む一年にしていきます。

 今年も地元と国会を頻繁に往復しながら、北信のため、日本のために全力を尽くします。

2017年 年頭のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は英国のEU離脱、米国でのトランプ新大統領の選出など、国内外で様々な出来事が続きました。本年は、まず1月20日にトランプ大統領が就任。3月にはオランダで総選挙、4月から6月にかけてフランスでは大統領選挙と国民議会選挙、9月にはドイツで連邦議会選挙が予定されています。また中国では秋に5年に一度の共産党大会が開催されるなど、世界各国で大きな政治の動きが続きます。

 本年は、日本国憲法が施行70年の節目の年にあたります。戦後70年、平和憲法のもと、日本は平和と繁栄を築いてきました。戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない。戦後、私たちは不戦の誓いを貫き、平和外交へ取り組み、世界各国との信頼関係を構築してきました。戦後70年に及ぶ平和国家としての歩みをこれからも堅持し、日本が世界をリードしていかなければなりません。

 昨年はリオデジャネイロでオリンピック・パラリンピックが開催されました。2020年の東京オリパラまで、あと3年です。オリンピックにスポーツドクターとして5度参加した経験を活かして、日本全体でオリパラに臨み、2020年以降も北信への経済波及効果が持続するよう積極的に取り組んでまいります。 

 本年は酉年。客先や運気を取り込み、商売繁盛に繋がる年とされています。政権交替から4年が過ぎ、少しずつ経済に明るい兆しも見えてきているとはいえ、その実感が地方ではまだ湧かないのも事実です。健康長寿、農業、観光資源、ものづくりの力、長野オリンピックのレガシーなど北信の「宝」を全国へ発信し、北信の元気を皆様と一緒に創っていきます。

 少子高齢化が進み、人口が減少する中、医師の地域偏在の解消、障害者支援やスポーツによる地域活性化、女性の健康づくりなど、私が特に役割を負って取り組んでいかなければいけないさまざまな課題もあります。こうした課題にも立ち向かいながら、これからも政治を志した初心を忘れず、誰もが安心して、健康に暮らせる社会の実現を目指して、全力で取り組んでまいります。

 本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことを祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 衆議院議員 小松ゆたか

 

2016年を振り返って

 今年は例年より早い1月4日に通常国会が開会。初当選から所属してきた厚生労働委員会では理事を務めました。住み慣れた地域で安心して暮らすことができる社会を創るためには、社会保障関係の法案はとても大事な分野です。理事として責任を持ちつつ、限られた時間の中で法案を審議し、形にする大変さと同時に、大きなやりがいも実感しました。

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 7月、参議院選挙が行われました。選挙権年齢が18歳に引き下げられ、初の国政選挙となった今回の参院選。1人区となった長野県選挙区では、みなさんの力を結集して戦いましたが、激戦の末、若林健太さんが大変厳しい結果となりました。

 8月にはリオデジャネイロでオリンピック・パラリンピックが開催されました。私はスポーツ議連の一員として、9月にパラリンピックを視察。4年後の2020年はいよいよ日本の番です。オリンピックに5度参加したスポーツドクターとしての経験を活かして日本全体でオリパラに臨むことができるよう、また2020年以降も含め、北信への経済波及効果が持続するよう、積極的に取り組んでまいります。

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 秋の臨時国会では、新たに国会対策副委員長、総務会総務、厚生労働部会長代理として臨みました。様々な課題がある状況ですが、政権交替から4年が経過し、少しずつ経済に明るい兆しも見えてきています。もちろんそれが地方への波及という意味で、「実感できない」という声が大きいことも事実です。だからこそ、地方創生、国土強靱化、女性の活躍も含め、あらゆる政策を総動員してデフレ脱却を確実なものとし、経済の好循環を地方、北信にも波及させるように、間断なく実行していかなければなりません。

 10月21日、小坂憲次先生が旅立たれました。70歳でした。長野の政治の支柱であり、党派を越えて誰からも信頼される優しい先生でした。もっとご指導いただきたかったのに、残念です。心よりご冥福をお祈りします。

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 今年は憲法公布から70年の節目の年でもありました。戦後70年、平和憲法のもと、日本は平和と繁栄を築いてきました。それは平和外交への取り組み、世界各国との信頼関係の構築など、先人たちの様々な努力の賜物です。憲法改正についてもみなさんと方向性を共有し、国会で幅広い議論をしていきたいと思います。

 少子高齢化が進み、人口が減少する中、医師の地域偏在や年金改革、障害者スポーツ支援やスポーツによる地域活性化、女性の健康づくりや女性アスリートの支援など、私が特に役割を負って取り組んでいかなければいけないさまざまな課題があります。こうした課題にも立ち向かいながら、これからも政治を志した初心を忘れず、誰もが安心して、健康に暮らせる社会の実現を目指して、全力で取り組んでまいります。

 2017年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 よいお年をお迎えください。

 衆議院議員 小松ゆたか

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「小松ゆたか国政報告会・年忘れの集い」を開催しました

 4日、長野市で「小松ゆたか国政報告会・年忘れの集い」を開催させていただきました。年末のお忙しい中、たくさんの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。

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 冒頭、10月21日に天国へ旅立たれた小坂憲次先生に哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。

 昨年、初めて開くことができた大きな国政報告会。2回目となった今回は、400人を超える方々が足を運んでくださいました。あらためて、地元の多くの方々に支えられて議員活動をさせていただいていることを実感しました。

 当日は関隆教後援会長、古田芙士県連幹事長をはじめ、県議会議員、市町村長、市町村議会議員のみなさんから、あたたかい激励の言葉をいただきました。

 その言葉の中に、来年にはあると噂される解散総選挙、今度こそは小選挙区を制さなくてはならないというお話が多くありました。小選挙区の奪還、それは皆様が共有されている思いであり、私に対する期待であると重く受け止めています。

 国政報告では、今年1年を振り返りながら、力を入れて取り組んできた政策、「年金改革などの社会保障政策」、「スポーツによる健康や地域の活性化」、「障がい者支援と共生社会」などの話をしました。

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 「スポーツマンシップ」とは何か。スポーツマンシップとはリスペクトすること。仲間を尊重し、相手を尊重し、そしてルール、スポーツそのものを尊重することです。国会対策副委員長として「スポーツマンシップ」を持って政治にもあたっていかなければならないと思っています。

 これからも農業、経済、観光を含め、地域・国政のあらゆる課題に真摯に向き合って、みんなが安心して、健康で元気に暮らせるよう、政治家として誠実に努力を重ねていきたいと思います。

 「小松ゆたか国政報告会・年忘れの集い」開催にあたっては、準備から当日の運営まで、本当に多くの方にご協力いただきました。あらためて御礼申し上げます。

 みなさん、本当にありがとうございました。

「花の会」のみなさまが国会見学

 11月17日、小松ゆたか女性後援会「花の会」のみなさまが、国会と国立スポーツ科学センター(JISS)の見学にお越しになりました。

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 早朝に長野を出発し、11時過ぎに国会に到着。本会議が開かれる議場や天皇陛下の御休所に続き、伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像がある中央広間などをご案内しました。

 その後、国会正門前へ移動し、記念撮影。議員会館の事務所で小休止を挟んで、議事堂内にある議員食堂へ。いっしょに昼食を食べながら懇談しました。

 この後「花の会」のみなさんは銀座へ移動し、長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」へ。そしてこの日最後の見学場所である、北区にある国立スポーツ科学センターを訪問。JISSはスポーツ医・科学研究の中枢機関です。充実した最新の施設、器具・機材を各分野の研究者や医師といった専門家が連携して活用し、日本の国際競技力向上、オリンピック・パラリンピック選手たちを支援しています。

 ここは以前、私がスポーツドクターとして働いていた古巣です。国際競技力の向上が、「スポーツの力」をみんなに知ることにつながります。それが「スポーツと健康」、「スポーツによる地域の活性化」につながっていきます。

 JISSが役割を果たすには、競技団体、スポーツの現場、何よりアスリートとの信頼関係が必要不可欠です。また信頼関係が重要なのは、政治家も同じです。私もJISS同様、地元のみなさんとの信頼関係を大切にしながら、これからも議員活動を続けていきます。

 この日は朝から晴天に恵まれ、小春日和の1日でした。北信から上京されたみなさんは上着を脱いで、口々に「暖かいね」と言いながら国会内を見学されていました。

 このような機会を通じて、地域のみなさまの声を直に聴くことができるのは貴重なことです。また、みなさまに国会へ送り出していただいた私が、働き、飛び回っている国会の場を実際に視察していただけるのは、大変ありがたいことです。あらためて、地元の多くの方々に支えられて議員活動をさせていただいていることを実感しています。

 これからも政治を志した初心を忘れず、北信のさまざまな課題に立ち向かいながら、誰もが安心して健康に暮らせる社会の実現を目指して、全力で取り組んでまいります。

地方の医師偏在、2020にむけたアンチ・ドーピング体制について質問に立ちました

 2日、厚生労働委員会で質問に立ちました。この日は新たな専門医制度と医師の偏在について、また東京2020オリパラにむけたアンチ・ドーピングについて、質問を行いました。

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 導入が検討されている新専門医制度について、私はかねてから、これがさらなる医師の地域偏在や、診療科偏在を招きかねないと懸念を述べてきました。

 新専門医制度は、現在100種類以上ある専門医の質の確保と信頼性の向上を目的として、研修を終えた医師を「専門医」として認定する仕組みです。専門医の認定については、これまでの学会ごとの認定から、2014年に発足した第三者機関の日本専門医機構が行うことになります。

 ただ、養成の中心になる基幹施設や専門医が、症例や情報の多い大都市の大学病院や高度急性期病院に集中し、地方の中小病院などは医師の確保ができにくくなり、その結果、医師の地域偏在、診療科偏在が生じる懸念があります。

 今年の6月、医師会と四病院団体協議会も、医師の偏在が深刻化する恐れがあるとして、導入延期を含めた見直しを求める意見書を公表。塩崎恭久 厚生労働大臣は、その趣旨を受け容れる旨の談話を発表しています。

 特に医師の地域偏在については、年々状況が深刻化しています。地元の飯山赤十字病院では、今年の4月から常勤の産科医がいなくなり、お産が休止したままです。産科医確保にむけて、関係機関と協力しながら私も奔走していますが、まだ解決には至っていません。

 厚生労働省にはこのような実情を踏まえ、医師偏在を助長しないよう地域医療についてもより一層の配慮を求めました。

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 続いて、東京2020オリパラにむけたアンチ・ドーピングについて質問しました。

 アンチ・ドーピングの推進については、今年の2月25日に予算委員会の第4分科会でも質問しています。このときは文部科学省の取り組みに対する質問でしたが、今回はより関係の深い厚生労働省に対して質問を行いました。

 4年後に迫った東京大会にむけて、医師や薬剤師がドーピング禁止物質に関する知識がないために、アスリートにドーピング違反をさせるようなことがあってはなりません。

 このような事態を防止するため、全国の医師や薬剤師に、ドーピング禁止物質や禁止方法に関する知識を身につけてもらうようにする必要があります。そのための啓発活動や大学等を卒業した後の教育について、厚労省には文科省やスポーツ庁と連携しながら、しっかりと取り組むよう求めました。

 日本は過去のオリパラ大会で、一人もドーピング違反者を出していません。またこれまでの国際的なアンチ・ドーピング活動にも積極的に貢献しており、高い評価を受けています。

 ドーピング防止活動において最も重要かつ効果的なのは、教育と啓発です。アスリートはもちろんのこと、コーチ等の支援者、ひいては国民全体にドーピング防止活動の重要性に対する認識を深めること、教育・啓発活動を推進していくことが大事です。

 アンチ・ドーピングの理念と活動が東京2020オリパラのレガシーとして日本に定着するよう、ドクターとしてオリンピックに5回帯同したこれまでの経験を活かして、これからも積極的に取り組んでいきます。

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【お知らせ】厚生労働委員会で質問に立ちます

 11月2日(水)、小松ゆたかは衆議院厚生労働委員会で質問に立ちます。

 今回の委員会では、

  ・医師の偏在と新たな専門医制度について

  ・東京2020オリンピック・パラリンピックにむけたアンチ・ドーピングについて

 質問を行います。

 飯山赤十字病院のことについても話します。

 質問時刻は、午前9時40分から30分間を予定しています。

 当日は、こちらのサイト「衆議院インターネット審議中継」から質問のようすをご覧いただくことができます。

 質問の内容につきましては、後日このブログでお知らせ致します。

「小松ゆたかを囲む会」を開催させていただきました

 28日、東京で「小松ゆたかを囲む会」としてパーティーを開催させていただきました。当日は医師時代の恩師や同僚、高校や大学の同級生、スポーツでお世話になった方々、また地元の長野からもお集まりいただきました。お忙しい中、足を運んでいただき、本当にありがとうございました。

 冒頭、この日に薨去された三笠宮崇仁親王殿下と、21日に亡くなられた小坂憲次先生に哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。

 額賀福志郎先生、茂木敏充 政調会長、竹下亘 国対委員長、加藤勝信 一億総活躍担当大臣、後藤茂之 長野県連会長をはじめ、多くの先輩議員から激励の言葉をいただきました。

▼額賀福志郎先生よりご挨拶をいただきました
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 ロンドン、リオと2大会連続で銅メダルの三宅宏実選手のお父さんで、日本ウエイトリフティング協会の三宅義行会長からは、私のスポーツドクター時代の仕事についてご紹介をいただきました。先生方のお言葉に期待と責任を感じ、身が引き締まる思いでした。

▼三宅義行 日本ウエイトリフティング協会会長
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▼後藤茂之 自民党長野県連会長より乾杯のご発声をいただきました
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 当日は久しぶりにお会いする方も多く、いろいろなお話しをさせていただき、励ましや応援の言葉をかけていただきました。あらためて本当に多くの方々に支えられて議員活動をさせていただいていることを実感しました。

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 これからも多くの人たちに応援してもらえる人間であり続けられるよう、謙虚な姿勢で努力を重ねていきたいと思います。また初心を忘れず、政治を志した気持ちを持ち続けながら、一人でも多くの国民のみなさんが健康で元気に暮らせるよう、自分の力を尽くしていきたいと思います。

 パーティーの開催にあたっては、準備から当日の運営まで、本当に多くの方にご協力いただきました。あらためて御礼申し上げます。

 みなさん、本当にありがとうございました。