月別アーカイブ: 2011年2月

今日はちょっと医学的に書こう

手術後の痛みは日増しによくなってきてます。

今日は、手術のあと患部に入っていたドレーン(たまった血液などを持続的に抜く管)が抜けました。これですべての管が私の体からなくなりました。そこで、わたくしの手術創を本邦初公開。

汚くてごめんなさい。こんなふうになっていました。

仰向けの僕の体を横からとった写真、左がおしりで右が胸、上がおなかで下が背中です。右側の大きな傷口から、腹筋群(腹筋というのは6つに割れてそとから見える腹直筋以外にも、おなかの横や深いところにもたくさんあるのです)を通って椎骨(背骨)に到達、手術を行いました。ちなみに左の小さな傷は移植した腸骨(骨盤の骨)を切るためにできた傷です。

手術してくれた先生は、「腹筋群や腸腰筋が年の割にはとても立派で分厚くてびっくりした」っておっしゃってた。

これらの筋肉は、体幹を支えるための筋肉でアスリートにとって大事な筋肉です。また、高齢者でもこれらの筋肉を鍛えることによって、転びにくくなりますし、寝たきり率も低くなることが知られています。だから、年をとってからでも筋肉をつけることは大事なことで、十分筋トレの効果もでます。

ウッシッシだ。日ごろからオリンピック選手たちと一緒に体を動かしている効果が証明されたぞ。

いや、まてよ。年甲斐もなく若いオリンピック選手たちと一緒にやってたから腰が悪くなったんだっけ?

まあいいか。よくなるんだから。

明日は、6日ぶりにシャワーを浴びる予定。楽しみ。

きわめて順調です

今日は術後3日目、昨日は39度台の熱が出たけれど、今日は37度台で痛みもだいぶ少なくなってきました。順調に経過しています。

病棟の看護師さんたちもみな優しい。

手術前日に書いたブログを読んでくれた看護師さんもいて、「ニラもやしそば読みましたよー」、「そのくらいじゃあ怒らないですよー」なんて声をかけてくれます。

そうか、じゃあもしかしたら缶ビール一本ぐらい許してくれるかな?

ダメダメ、そんなことしたら強制退院、まあそんなこと思うくらい調子が良いってこと。

午後には、私をスポーツの世界に引き込んでくれた師匠の増島篤先生が本を2冊持って見舞いに来てくれました。

一冊目がNumber編集イチローが表紙の「WBC戦記、日本野球、連覇への軌跡」、2回ともチームドクターとしてその場にいた私ですが、もう一度じっくり思い返してみよう。

もう一冊は佐藤一斎の「重職心得箇条」、リーダーとしての心得を勉強しなさいという増島先生からの宿題です。

そのあと今度は、もう20年近く一緒にバスケットボールをやっているハットリさんが来てくれました。

社会人だけのチームで、皆それぞれ忙しいから満足な練習もできないけれど、でも大会にもちゃんと出場して、みんなが楽しみながら20年も続いている、すごいことですよね。

メンバーのバスケットボールに対する価値観もそれぞれ、年齢も20代から50代までと様々、試合にも勝たなきゃいけないし、みんなを試合にも出さなきゃいけない。そんなチームをトラブルもなく支え続けてくれているのがハットリさん。本当に感謝です。

私が最後に出場したのは昨年9月の中央区大会でしたが、あの試合は調子よかったなあ。遠くからのシュートがスパスパ決まって15点くらい得点して、でも試合後腰はかなり痛かった。

また試合に出て、活躍できるように、しっかり治して復活するからみんな待っててね。

無事に手術が終わりました

17日に無事手術が終わりました。今日は術後2日目です。

きれいな大きな手術室に入り、同期の研修医だった麻酔科のドクターから、「だんだん眠くなりますよー」の声を聞いた後は、「無事に終わりましたよー」の声。

椎間板をきれいにして、そこに腸骨の一部を削って移植するという手術、予定通り終わりました。

術後は痛みもあって、熱も出ましたが、先ほど点滴の管も尿の管も抜けました。少し起き上がることもできるようになったので、こうしてパソコンに向かっています。

これで一歩前進、早く良くなって、痛みのない腰でバリバリ働くぞ。

ニラもやしそばをこっそり食べて明日に備える

今日は手術前のMRIを撮影したり、手術の後に使うコルセットの型をとったり、病棟の中を散歩したり。

そして、夕方受け持ちの先生から明日の手術の説明を受けました。まあ、医者とはいえ専門外ですし、普通通りにやっていただくのが一番いい。まさに、「先生にお任せします」の心境。

病院のご飯はまずくはないけれど、今日の夜9時以降明日いっぱい食事が食べられないとのことで、それを聞いたらなんだか無性にラーメンが食べたくなってきた。

ステーションの看護師さんに、「ちょっと秘密の場所に行ってきます」と告げ、病院1階のレストランへ。

ニラもやしそばを平らげ超満足。不良患者ですな。このブログを見られて看護師さんに怒られないかちょっと心配。でもこれで明日の手術は準備万端。ゆっくり眠って明日に備えることにしよう。

椎間板ヘルニアの手術をします

腰椎椎間板ヘルニアの手術のために今日入院しました。

1年ほど前から腰痛があったのですが大したことはありませんでした。MRIでも所見は軽度で、仲間とのバスケットボールや海外遠征での玉拾いなども続けていました。しかし、昨年はチームドクターとしての海外帯同が続きました。5月はレスリングのアジア選手権でインド、6月はソフトボールの世界選手権でベネズエラ、8月はユースオリンピックでシンガポール、9月はレスリングの世界選手権でロシア、10月は体操の世界選手権でオランダ、そして11月は広州でアジア大会。

ちょっと無理したのかもしれません。やっと一息ついた昨年暮れ正月前から腰の痛みと右足のしびれがひどくなりました。

正月明けに専門の先生の診断を受け、手術を勧められ、これから先のことを考えたら早めに手術をしておいたほうがよいだろうと判断しました。

来年はもうロンドンオリンピックですから、今年はオリンピック予選の大事な年。今やっておけば、夏前には間に合います。ユニバーシアード、レスリングや体操の世界選手権でもバリバリ働けます。

というわけで今日入院、明日手術と思っていたら、手術はあさって木曜日とのこと。明日受け持ちの先生から手術について詳しい説明を受けます。手術に関して何の不安もないし、患者さんの気持ちになる、といういい経験もできるし、前向きに考えています。

きっといろいろなことがあるだろうから、また報告しますね。

人の話を聞けない人は政治家としてどうなんだろう

日曜の朝はいつも政治討論番組です。

フジテレビの新報道2001には、先週選挙が終わったばかりの名古屋の河村たかし市長が出演していました。しかし、司会者を無視して自分の言いたいことをしゃべりまくってた。政治手法も新鮮だし、魅力もある人なのだろうけれど、人の話には耳を傾けずにただただ主張するのはどうなんだろう。他の出演者もいるのだから、せめて司会に発言の許可をもらってしゃべらなきゃあ。いずれにせよ、人の話を聞けない政治家はだめですね。先日聞いた小田全宏先生の話でも、「リーダーとして一番大事なことは人の話を聞くこと」っておっしゃってた。

そのあと床屋に行って散髪。15日に入院して、16日に腰の手術なので、入院前に短めに切ってもらい、さっぱり。

さて、主婦業もはや3日目、昼は昨日作ったシチューと、適当に作ってみたきゅうりと豆腐のサラダでした。適当に作ったわりには、なかなかいける。娘も完食してくれてうれしい。

そして掃除と洗濯。掃除機かけるのも、洗濯もの干すのも、腰がつらい私としては、、これらの家事がかなり腰にくるものであることが実感できます。

夕飯は、昨日予告した豆腐入り長崎皿うどんを永谷園の煮込みラーメンに変更。野菜をたっぷり入れたらこれがまたうまい、夢中で食べすぎて写真撮るのを忘れちゃった。

明日はJISSにいって、あさって15日から入院です。どのくらいたったらコンピューターの前に座れるかわからないけれど、病院での様子もこまめに報告しますね。

今夜は特製シチュー、明日は豆腐入り長崎皿うどんでいこう

木曜日から女房が不在、逃げられたわけではありません、たぶん。

そんなわけで、小学生の娘のためにこの二日間は家事三昧の日々です。洗濯機を回し、娘の上履きを洗い、掃除して、布団乾燥機をかけ、そしてご飯を作ってます。

おとといはチャーハン、昨日は餃子とカレーとミネストローネ、そして今日はきゅうりとわかめのサラダと特製シチュー。毎日やってたら、だんだん楽しくなってきたぞ。今日のシチューは野菜をたっぷり入れてコトコト煮込んでニンジンジュースや牛乳、そしてしょうゆを少し入れたらこれはなかなかの美味。ミネストローネも毎日残りにトマトジュース入れえて煮込んでいたらなんだかうまくなってきた。

娘は、「おかあさんと味が違う」と文句言うけど、こっちのほうが絶対うまいぞ。思いついたものを試しに入れてみて、どんな味になるかワクワク、なんだか科学の実験のようです。

明日は、今日買ってきた長崎皿うどんにしよう。あんの中に豆腐を砕いて入れたらうまそうな気がする。明日が楽しみなり。

マジカルエクササイズ

はじめまして。小松先生のセクレタリーKです。これから、日々忙しい小松先生の様子を折に触れてアップします!どうぞよろしくお願いします。もちろん、小松先生のブログも引き続きアップしていきますので、お楽しみに。

本日の小松先生は同じ国立スポーツ科学センター(JISS)に勤務されていて、整形外科医としてスポーツドクターとしてご活躍の中村格子先生の取材同行。

中村格子先生

2週間で見た目年齢が10歳若返るというマジカルエクササイズを出版されて、医療ジャーナリストの宇山恵子さんからの取材を小松先生がアテンドしたのです。

中村先生と小松先生

ボディコンディショニングを整えることが、見た目の若さには重要。どんなにスキンケアを頑張っても、姿勢が悪かったり、肩が前に出たり、バストやお尻の位置が下がると、全ては水の泡……。勉強になります。

小松先生と宇山さん

取材したのは小松先生と仲良しの宇山さん。なのでこの笑顔!! 実は来週小松先生は、椎間板ヘルニアの手術が待っています。小松先生頑張って下さい! その経過はまたセクレタリーKが詳しくご報告します。

小松先生とセクレタリーK